日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

阪神・淡路大震災から26年!

 今からちょうど26年前、1995年1月17日5時46分52秒、兵庫県沖の明石海峡を震源として、マグニチュード7.3 、最大震度7の兵庫県南部地震が発生した。この地震によって引き起こされた災害が阪神・淡路大震災だ。 

 ぼくは、当日朝6時に、この地震が発生したことを情報として知った。そして、6時半過ぎ、炎に包まれた神戸の町を、瀬戸内海を大阪に向かう船のデッキから目の当たりにした。あんな恐ろしい炎を目にしたのは初めてのことだった。

 後で、テレビ画面を通して、知った被害は恐ろしいものだった。ひしゃげた高速道路。分断された道路。あちこちで発生した火災。液晶化した神戸ポートアイランド。崩壊した家屋の下敷きになった大勢の人。犠牲者は6,434人に達した。戦後に発生した地震災害としては2011年3月11日の東日本大震災に次ぐ大きなものだった。

 今、2021年1月17日、午前6時47分。犠牲となった方々のことを思い、これから1分間の黙祷を捧げる。そして、その後、復活した神戸の町を称え、同時に、今年三月には震災後十年になる東日本大震災において、犠牲となった方々のご冥福と被害を受けた町の完全な復興を祈りたい。

川!


小さな井戸に引きこもって一年、

ウィンドウ越しに覗く世界では、

目には見えない嵐が荒れている。

小川の水もどこへ流れ行くのか、

何もわからず、滞り籠っている。

流れのままに身を任せるだけだ。


春!


 毎日のように最高気温が5~10度という寒い日が続いてきたと思ったら、今日は19度あって、桜の花が咲いても不思議ではない気温だ。明日からまた5~10度の日が続くそうだ。上がったり、下がったりの天気だ。


 南関東地方で、一年のうち、いちばん寒いのは1月下旬から2月上旬だ。二十四節気で言えば、今は小寒、20日からが大寒、そして、来月5日が立春だ。言い換えれば、16日の今日は寒さのピークに向かっている途中だ。


 先日、公園を散歩していたら、ちょっと驚いたことに、池の端のほうに溶けかかった氷が浮かんでいた。さすがは大寒だ。だが、季節が真冬に向かっている一方で、同時に、春は一歩一歩近づいてきている。


 散歩中、紅梅と白梅が並んで咲いているのを見付けた。また、白いスイセンもあちこちで見られた。真冬の今、赤い花、黄色い花、いろいろ咲いて来た。


 昼の長さも、少しずつ長くなってきた。冬至の頃と比べると、日の出は変わらず、朝6時50分ごろだが、日の入りは20分ほど遅くなって、4時50分ごろになっている。春の足音は花と日暮れの時間に感じられる。




連山!


夕暮れの

茜の空に

幾重にも

連なり重なる

墨色の山々

青空に大きな鳥!



紅葉した森の上、青空をゆったりと飛ぶ鳥!


いつものように散歩していたら、鳥たちの騒ぐ鳴き声が聞こえてきて、見上げた空には大きな鳥が羽を広げてゆったりと飛んでいる姿が見えた。急いでカメラを構えた。


 鳴き声からも大型の鳥だと思われる。一羽ではない。右から左へ、かと思えば、左から右へと、数羽が飛び交っている。激しい鳴き声がして、争っているような様子だ。


 何度も飛び過ぎるので、飛び出してくる辺りからカメラを動かさず、しばらく観察していた。鳴き声がして、カメラを向けると、ほら来た!とばかりに鳥の姿が写せる。


 ぼくらはコロナのせいで、狭い地域に閉じ込められているような僕らと違って、自由に青空を飛び交う鳥たちがうらやましくなった。