日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

小川の生き物


 散歩中、小川でよく探して見るものと言えば、花もいいが、やはり、カルガモを見付けるのがいつもの楽しみだ。大家族のカルガモ、孤独なカルガモ、仲のよさそうな夫婦のカルガモ等、どれもみな、見るだけで癒やされる。


 近頃は、ハグロトンボやアメンボなどをよく見かけるが、昨日は、久しぶりに青い鳥、カワセミを見た。見たといっても、歩いていると、足元の草の中から飛び出して、先へ行ってしまった。追いかけると、また先へ飛んで行く。


 立ち止まって、カメラを構え、カワセミの姿を捉えたら、拡大する。シャッターを押そうとした時、ぼくが青い鳥を撮ろうとしていることなど、お構いなく、先をいく母が青い鳥の近くまで行き、また先のほうへ逃げられてしまう。


 青い鳥はそう簡単に撮ることができない。そういう鳥だからこそ、見付けたら、青い鳥は幸せを運ぶというのだろう。カワセミの美しい姿を撮影している人のブログを見ると、やはり、撮影できたら、幸せな気分になれるのだろうかと思い、少し羨ましくなる。


慌てて撮って、ぶれまくったカワセミの写真、餌を咥えている様子。

雨中蟬声


 先週、雨の中、傘を差して、散歩していた時、ふいに、セミの声が聞こえてきた。セミの声は、その後、しばらく聞いていないが、昨日の夕方、散歩に出ると、雨の降る中で再び聞こえてきた。ほんの数秒間だ。セミの声といえば、耳鳴りと間違えることもあるが、先週も昨日も立ち止まって、じっくり聞いた。間違いなくセミの声だ。


 そう思いながら、道端の花を見ていると、例えば、アジサイは、すでに色褪せてきている。その他の花も、落ち武者のような雰囲気を醸し出している。どうやら、梅雨に咲く花も、その勢力に陰りが見えてきたということだろうか。


 週間天気予報によれば、横浜地方は、これから一週間、来週の水曜日まで雨続き、降水確率は40%から70%だ。とても梅雨が明けるようには見えない。だが、今度の日曜日から水曜日にかけての最高気温は30度の予報だ。やっぱり、真夏はすぐ目の前だ。


 何事も突然やってくるものだ。来週15日過ぎには梅雨明けするのではないか。15日といえば、オリンピック開会式一週間前だが、この一週間の間に気温は35度を超えて、40度近くなるかもしれない。まもなく梅雨が終わり、猛暑がやってきそうだ。覚悟しておこうと思う。


雨の多摩川


 先日、仕事で東京へ行った帰り、多摩川を渡る際に、電車の窓越しに多摩川を撮影した。右側は狛江市、左側は川崎市、真ん中の橋は多摩水道橋だ。


 このところ、梅雨らしい天気が続いていて、空はいつも黒い雲に覆われている。傘が離せない。この日も雨が断続的に降っていた。どんよりとした天気のせいで、心は晴れないが、これも豊かな四季の中の大切な季節だから、受け入れなければならない。


 コロナのニュース、オリンピックのニュースなどを見ていると、相変わらず、混迷している。自分自身の状況も含めて、社会全体が何となくふわふわとして落ち着かないように感じる。


 これから、一週間もすれば、梅雨が明けるに違いない。そうすれば、例年以上に暑い猛暑になりそうだ。台風も異常に強大なものが上陸しそうだ。すべて、温暖化による異常気象かもしれない。そうだとすると、オリンピックどころではないようにも思う。


 温暖化による異常気象に、コロナの問題が、未来を暗くて見えにくいものにしている。そんな中で、オリンピックと言われても、選手には申し訳ないが、興味が持てない。少しでもいいから、以前の生活に戻ることを願っている。
 

料理の記録07/04


今週の料理、珍しい料理もあるが、いつもより、少し変えただけの料理も多かった。
まずは、ラタトゥイユ。上の写真はズッキーニ、赤と黄色のピーマン、茄子等を炒めているところ。下の写真はトマトと、いろいろな調味料を入れて、トマト缶を汁ごと入れて煮込んでいるところ。



ハムとチーズを小麦粉、卵液につけ、パン粉をまぶして、炒めた。



ちゃんちゃん焼きの要領で、鮭と野菜を蒸し焼きにし、最後に焼きそばを入れ、混ぜて炒めた。



ナポリタン風に作ったきしめん。



ポテトサラダ。ポテトをレンジで5分間温め、しばらく、水にさらしたニンジン、タマネギを十分水切りして、いっしょにして、塩コショウ、マヨネーズを加え、しっかりと混ぜた。



焼き鳥、一週間に一度は作っている。



チクワにベビーチーズを細く切って、挟み込み、小麦粉、溶き卵、青のり、天ぷら粉をまぶして、少量の油で焼いた。

梅雨の白い花


 今は、梅雨まっただ中といった感じで、雨の日が何日か続いている。週一の仕事以外、ほとんど外出しないまま、ただ季節が通り過ぎていくような感覚がする。


 それでも、雨の中、近所へ買い物に出かけ、花壇などに咲いている花を見付けては写真を撮っている。白い花は以前から好きだが、それがまた、雨に濡れたら、また面白いというか、花もさらに艶っぽくなるように感じた。


 上の花は何の花か、よくわからず、グーグルレンズで調べると、「クチナシ」と出た。クチナシの花なら、名前は知っていたので、「これがそうなのか」と感心するばかりだ。それから、図鑑を調べる。


 「本州以西、中国、インドシナに至る暖帯、亜熱帯に分布する常緑樹。葉は濃緑で光沢がある。花は純白で芳香を放つ。」とある。


 芳香があると言っても、ぼくの鼻はどうも鈍感なようだ。家に帰って、玄関を入って、カレーの匂いなど、敏感に感じられるのに、花の香りとなると、不思議なことに、あまり感じない。また、この花は歌などでも有名なようで、耳にしたことがある。それなのに、どんな花なのかは今まで知らなかった。



 これもクチナシ同様、名前は知っていても、現実にどんな花なのか知らなかった花だ。グーグルレンズで調べ、図鑑とネットで確認した。どうやら、「サルビア」の一種のようだ。グーグルレンズによると、名前はサルビア・コクネシア。図鑑で見ると、サルビア・コッキネアとある。どちらが正しいかよくわからないが、サルビアの一種なんだと思うだけで、少しうれしい。いつもの「名を知って、姿を知らぬ」ものの仲間だ。今後覚えたいと思う。



 白と言っても、薄い紫色がかったような色だ。毎年今頃咲き始めるが、俳句では秋の季語だという。少し意外だ。中国語では「木槿」。この花の名前は、以前まったく知らなかったが、教え子の中国人学生から教えられた。中国語では「木槿」というそうだ。なお、日本語の「むくげ」という名前は中国語の「mu jin hua」に由来すると言われている。



 この花はグーグルレンズで調べると、一番最初に「ヒナギク」と出てくる。でも、季節が違うように思う。二番目には「フランスギク」と出てくる。5月から6月に咲く初夏の花だそうだ。これでいいのだろうか。図鑑を見ても、ネットで調べても、ちょっと納得できていない。



これは、前にも載せたニチニチソウ。中央の赤い色、それに雨に濡れた白い姿がまたいい。



 これも同じく前に載せたと思うが、ネズミモチ。団地を出ると、すぐ、目の前にあり、散った花びらが通路を白く染めている。