日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

色とりどりの花


タンポポが至るところで咲いている。
赤や黄や白のチューリップも咲いている。
それに、ムスカリの青い色も美しい。
春はいろいろな色の花が咲いている。

ただ、悲しいことがある。

東欧ではしい戦争が起こっている。
ウクライナの春は灰色で染められている。


世界の基準


人の人生はみな散るもの、
桜の花びらを見ながらそう思う。
すべて散るのだから、
執着することはない。
自然に任せよう。
世界は今、おかしな方向に向かっているようだが、
未来のいつか自然のままによい方向に向かうだろう。
世界の基準は自然なのだ、
独裁者ではない。


アカバナトキワマンサク


 図鑑は、静岡県、三重県、熊本県にまれに生える常緑樹、「トキワマンサク」の変種に「アカバナトキワマンサク」があると書いてある。


 そんなに珍しいものかと思いながら、見ていたが、ずいぶんあちこちで咲いていた。それでも、瑞々しい色が素敵だ。


 ところで、仕事がなくなって一ヶ月になる。この一ヶ月、何をしていたかというと、一日は、散歩と料理、ブログで日が暮れる。


 虚無感と充実感とが同居している。仕事がなくて、年金暮らし、しかも、母に助けられている。とにかく贅沢は敵だ。毎日、散歩の付き添いと料理が、自分の仕事のようになっている。
 
 ともあれ、次第に料理が上手にできて、母が美味しいと言ってくれるののはうれしい。贅沢をしない。のんびりとした質素な生活が板についてきたように思う。


 とにかく自然がいちばんいい。贅沢ではない。交通費もかからない。ただ歩くだけだ。健康と自然観賞が楽しめる。そんな散歩が今唯一の楽しみだ。


平和


アオサギを見ながら、
平和を感じる。
これが日本だ。
世界の平和を祈る。
鳥も人も、すべての生き物が
平和でいられることを祈る。

花に嵐


 この数日、雨が降り続いている。そんな中、買い物に出ると、シダレザクラが満開を迎えていた。濡れた花びらはみずみずしい。木の下は花びらを散って、ピンク色に染められている。花散らしの雨だ。


 「花に嵐のたとえもあるさ」と言ったのは井伏鱒二だ。本当にそうだ。花が満開になったら、雨が降り、風が吹く。満開なのもいいが、散る花びらも美しい。


 こんなに美しい時期に、世界では、ジェノサイドが行われている。世界はどうなるのか、ひどく心配になる。だが、どうにもしようがない。平和を祈るほかない。