日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

自由都市!


 東アジアの自由都市で民主派の運動家が実刑判決を受けたというニュースを見て、以前、訪れたことのある、この都市が違う姿に変わってしまっているようで残念に思った。つい、15年前に訪れた町が懐かしい。
 独裁政権が民主主義を完全に封じ込めようとしている。こんなことを書いたら、国家安全法は域外(国外)にも適用されるということなので、次に、この都市へ行ったら、ぼくは捕まるかもしれない。
 そう思うと、コロナより恐ろしい。民主主義が、また、国民の声が治安維持法などというものにによって奪われていくと言えば、第二次世界大戦中の日本と同じじゃないか。これは、対岸の火事だなんて安心していられない。
 こんなことを書いているぼくはどうなるのだろうか、世界の民主主義は大丈夫なのだろうか、と不安を感じながら、15年前の写真を眺めて、当時を懐かしく思い出している。


 「密集、密閉、密接の三つを三密というが、今年の漢字はもしかしたら、『密』になるのではないか?」
 30日の夜、ここまで書きかけて、そのままに放置して寝てしまったのだが、1日夜のニュースで、今年の流行語大賞が、「3密」になったというのを見て、ここでも、やっぱり、コロナ関係なんだと思うと、悲しく辛い気分になった。
 今年の漢字は12月14日に清水寺で発表されるというが、予想では、「禍」「密」「病」「疫」などが上位にあるそうだ。また、オリンピックの「金」ならぬ、細菌の「菌」も選ばれそうだ。そんな漢字が採用されるのは嫌だが、もし、選ばれて、暗い年だったことを確認させられたら、辛い気分に油を注ぐようなものだ。
 ぼくはこんな時だからこそ希望を捨てないで欲しいと願って、漢字検定協会に「希(のぞみ)」という漢字を応募した。もちろん、これが採用されるということは期待していない。
 そんなことを考えながら、明るいニュースを期待したいと思っていたら、ふと、もう一つ、漢字を思いついた。ワクチンを期待して「待」つというのもいいのではないか。
 30日深夜、西に傾いた月は少し欠けていたようだが、まだまだ十分に丸い月だった。丸い月によい年末が迎えられますようにと願った。そういえば、今年の年末30日はまた満月になる。仲冬の満月だ。気持ちよく満月が見られることを期待しよう。
 さて、第三波の押し寄せる中、忘年会もなく、少し暗い気分だが、これから、一ヶ月、小さくてもよいから、希望を忘れず、2020年の年末を迎えよう。


冬型の天気図!

<気象庁>


 30日は旧暦では初冬の10月16日で、満月だった。天気図を見ると、西高東低、典型的な冬型だ。明日からは新暦で12月だ。初冬の10月も後半になる。7日は二十四節気で大雪、21日は冬至だ。冬至の日は一年でいちばん昼が短くなる。横浜の天気を調べると、1日は朝6時32分に出て、午後4時29分に沈む(昼は9時間57分)。21日は朝6時47分に出て、夕方4時32分に沈む(9時間45分)。この20日間で、昼の長さは12分短くなる計算だ。


 ところで、11月の気温について振り返ってみると、最高気温は10度から20度の間で上がったり下がったりしていた。雨は三日ほど降っただけ。過ごしやすい一ヶ月だった。寒くても一日中晴れた日も多かった。


 過去の11月を見ても、2016年の11月24日に雪が降ったが、それ以外の年を見ると、気温は平均的にみて、10度から20度の間を上下していて、滅多に雪は降っていない。ところが、12月に入ると、急激に気温も下がり、最高が10~15度、最低が0~5度となっている。雪も降る可能性は大いにある。


 さて、12月は忙しくなりそうだ。11月は通院の予定もなく、仕事で3日出かけただけで、それ以外の日は散歩ばかりしていた。だが、これからの一ヶ月は、通院の予定が4日、仕事の予定が今のところ、7日ほど入っている。大したことはないのだが、今まで、ほとんど仕事をしていなかっただけに、少し気合いを入れなければならない。インフルエンザにコロナウィルス、それに、風邪にも気をつけながら、11月の服装より、もっと暖かい格好で出かけるたほうがよさそうだ。

高みのカラス!


 先月末、小田原へ行ったとき、お城の石垣の上にいたカラス。コロナ禍の中、観光地に大勢押しかける我々人間を見下ろしているようだった。

 また、ある日、散歩していたら、通りから見上げたマンションの三階に止まってじっと動かないカラス。

 また、ある日、窓の外、鉄塔に止まって世間を見下ろしているカラス。

 こういう高いところに止まって、じっと動かず、ただ世の中を眺めているようなカラスをよく見かける。

 カラスは知能が高いと聞いているが、何を思って世間を眺めているのだろうか。


黄金の仏像に願う!


 前にも紹介したが、また、散歩がてら、黄金の仏像を拝みに行った。横浜市との境界に接する川崎市のお寺、浄真寺の川崎大佛。黄金のお顔を拝み、コロナ退散、母の健康、世界平和を祈った。