用事があって、東京に出た帰りに上野公園に寄ってみた。
国立科学博物館は、中に入ったことはないが、前庭にあるシロナガスクジラのモニュメントが好きで、ここへ来るといつもじっと眺めている。機関車のD51もいい。
この公園にはジュウガツザクラもある。冬に咲く桜だが、すでに散り始めていた。
ソメイヨシノは三月中旬に咲くと予想されている。アップにしてみると、蕾がピンク色になっている。花見の客は多く来れないだろうが、上野の春はまもなく花開きそうだ。
ジュウガツザクラ
ソメイヨシノ、ピンク色の蕾
用事があって、東京に出た帰りに上野公園に寄ってみた。
国立科学博物館は、中に入ったことはないが、前庭にあるシロナガスクジラのモニュメントが好きで、ここへ来るといつもじっと眺めている。機関車のD51もいい。
この公園にはジュウガツザクラもある。冬に咲く桜だが、すでに散り始めていた。
ソメイヨシノは三月中旬に咲くと予想されている。アップにしてみると、蕾がピンク色になっている。花見の客は多く来れないだろうが、上野の春はまもなく花開きそうだ。
ジュウガツザクラ
ソメイヨシノ、ピンク色の蕾
今ごろになると、団地の我が家の棟の入り口に、クリスマスローズが咲き始める。数株だけの大人しいものだが、それなりに美しく、夏辺りまで楽しませてくれる。
先日、少し離れた所にある公園に行ったら、いろいろな種類のクリスマスローズが咲いていた。黒、白、オレンジ、それに八重のものなどあったが、うつむいているところはみな同じだ。奥ゆかしくて清楚な美しさだ。
ところで、「クリスマスローズ」をウィキペディアで調べると、学名はクリスマスローズではなくて、「ヘレボルス(Helleeborus)」とあった。「クリスマスローズ」は、クリスマスの頃に開花する「ヘレボルス・ニゲル」だけを指した呼称だとも書いてあった。
日本の園芸市場では、「レンテンローズ」と呼ばれる「ヘレボルス・オリエンタリス」も「クリスマスローズ」の名で出回っているという。また、花に見える部分は植物学上「萼片」で、そのため、鑑賞期間が長いそうだ。言われてみれば、今頃から、夏あたりまで、見られる花だ。
また、別名に、「雪起こし」とか「寒芍薬」もあるらしい。芍薬といえば、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と美しい女性を形容(?)する言葉があるが、なるほど、「寒芍薬」といわれるだけあって、確かに美しいと納得した。
近くの公園で、馬酔木(アセビ)の花が咲いていた。
早春になると、多数の白い壺形の花が総状につく常緑科の低木。有毒で、殺虫剤にすることもあるらしい。馬は、この葉を食べると、酔ったように、足がしびれて動けなくなるらしく、それで、この名があるらしい。
一昨年まで毎年のように、大倉山の梅林に行っていたが、いつも、すぐ近くにこの馬酔木がいっぱいに咲いていた。
すぐ近くの公園でも、毎年のように、この赤い花、白い花が、目を楽しませてくれる。今年も見事に咲いている。
散歩中、いつもは水のない湧水池に少し水がたまっていたので、よく見たら、はじめて見た鳥、黒くて嘴の赤い鳥!帰ってから図鑑で調べたら、どうやら、「バン」だ。他のカルガモたちの中に、一羽だけ交じっていた。寂しくないのだろうか?
いつも使う駅の外へ出たら、ピンク色が遠くに見えたので、近寄って見たら、どうやら桜だ。ただすでに葉桜になっている。そういう種類の桜なのだろうか。鳥もいて、めまぐるしく動き回る鳥もいたが、どうやらヒヨドリのようだ。
コロナの緊急事態宣言は延長されて、21日までということになったようだが、さて、三月の楽しみと言えば、ソメイヨシノだ。三月中旬頃、つまり来週末には開花が宣言されるかもしれないというのだが、それがコロナ緊急事態宣言中ということで、楽しみが奪われて、がっかりしている人も多いだろう。
それにしても、ソメイヨシノが三月中旬に開花するというのも早すぎるが、三月五日に葉桜を見ることになろうとは、予想もしていないことだった。やはり、季節の巡りが少し早まっているのだろうか。地球は大丈夫だろうかと少し心配になる。
ともあれ、自然のままに任せるほかないのだろう。週末と来週の休みの日には、梅と桜と小鳥を探して散歩に出かけようと思った。