日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

膨らむ月


 十日程前、デジタルカメラが壊れた。このところ、ずっと、スマホのカメラで撮影していたが、とうとう、新しいカメラを買った。倍率は前より劣るが、まあけっこう軽くてそこそこ月も撮れそうなので、満足している。


 ところで、火曜14日は雨も降って寒かったが、15日は青空が広がって、ぽかぽかとした陽気だった。気温は14度ぐらいだろうか、過ごしやすい一日だった。それで、昼過ぎ、さっそく、カメラを持って母と散歩に出た。4時ごろ、鳥の声に驚いて、見上げると、かなり膨らんだ月が見えた。


 15日は旧暦で10月11日、満月までもう少しだ。月の出は14時3分。月の出は一日に約30分ずつ遅くなる。月の暦によると、今度の日曜日は旧暦で11月16日、月齢14.8日。14時頃満月になるらしい。月が出るのは16時25分。次第に膨らんでいく月を見るのは楽しい。


 ところで、散歩中、紅葉がまだ見られた。また、サザンカは今を盛りと咲いていたが、下を見ると、花弁がたくさん散っている。それから、ヤブツバキの花を一輪か二輪見かけた。自然を見ながら、月を眺めるのは楽しい。膨らむ月は希望が膨らむようでいい。


「今年の漢字」

13日午後二時、清水寺で「今年の漢字」が発表された。
スマホでこのニュースを見て、あまりの意外さに驚いた。
これまでの「今年の漢字」の中でいちばん意外感が強い。


予想する中で、「金」という漢字はまったく思いつかなかった。
少なくとも自分にとって、「金」は縁遠いものだ。
今年のオリンピックは今まで以上に興味がなかった。


よくわからない種目で少女が金メダルを取るとか、
オリンピックは何かが違ってきている。
「時代は更新される」ということだろうか。


何だか、「今年の漢字」という行事が虚しく思えた。
今年、感じたことは、「金メダル」より、貧しさだ。
貧しい日本に金はまったく似合わない。


もちろん、これは自分一人の気持ちなのかもしれない。
お遊びで金メダルが取れる時代になったなんて信じられない時代だ。
どうやら、「令和」はもう「自分の時代」ではないらしい。

大桟橋


横浜の街で一番気に入っているのは大桟橋だ。
360度海が見えるというのはすばらしい。
時折、富士山も見える。
世間なんて、好き勝手やっているけど、みんな茶番さ。


横浜!



二年ぶりに横浜の街へ行った。
横浜は変化している。
赤レンガ倉庫は一棟が工事中
倉庫前の広場では、
アイススケート場ができていた。
青くて暖かい空の下、
大勢の人が楽しんでいた。


神奈川県警本部


横浜エアキャビン
エアキャビンというゴンドラ、
空の有料散歩。
大人1000円(子供500円)。

戸越公園


 金曜日、文庫の森へ行った後、戸越公園も訪れた。文庫の森は細川家下屋敷跡地ということだったが、戸越公園は、細川家下屋敷庭園跡地らしい。


 昭和10年、東京市立の公園として開園し、昭和25年、品川区に移管された。池を中心にした回遊式庭園で、紅葉や銀杏なども楽しめる。


 人はほとんどいなかった。庭園のメンテナンスをしている人が数人、それ以外は、散歩している人、休憩している人が数人いるだけだった。


 紅葉は、そろそろ散り始めていたが、まだ少し残っていた。池の中には鯉や鴨もいて、東屋に座って、池を眺めているだけで、ゆったりできる。