日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

大きなエビで小さなエビを釣る!


 中国の笑話にこんな話がある。
 ある漁師がたまたま大きなエビを釣り上げた。だが、彼はここで止めないで、その大きなエビを餌にして、また釣りを続けた。だが、次の結果は小エビしか釣り上げたに過ぎなかった。それでも、彼は、その小さなエビを餌に釣りを続け、さらに、繰り返し、釣った魚やエビを餌に釣り続け、最後にはクジラを釣ったという。ただし、クジラを釣ったことで、逮捕されたということだ。
 これは、目先の小利に捕らわれず、努力を続ければ、いつか成功するということを教えている。確かにその通りだ.。オリンピック選手が銅メダルをとっても、そこで満足せず、銀メダル、金メダルと目指していく姿勢は重要だ。ブログでもそうだ。「継続は力なり」という言葉のとおりだ。
 だが、ここには問題がある。少し大きな利益を得たところで、それに満足せず、さらに大きな利益を求めて、作業を続けるというのは、例えば、株で小さな利益を得てもそれに満足せず、さらに利益を追い求めたらどうなるだろうか。例えば、パチンコで小さな利益を得て、その利益をもとに大きな利益を求めていったらどうなるのだろうか。問題は「吾、唯足るを知る」ということを知らないことだ。欲望を限りなく追い求めれば、かならず失敗する。
 すべてを失っても、もう一度、小さなあるいは中くらいの利益を求め、最後には大きな利益を得られることを夢見て、結局はすべてを失うことになるのではないだろうか。特にギャンブルにおいてはこれは禁物だ。小さな利益で満足することがとても大切なことになる。
 ただ、スポーツ選手の技術に関してはこの限りではないだろうが、快楽や金銭に関して言えば、あきらかに問題だ。以前プロ野球の落合選手が1億円の年収を求めて、球団と交渉を続けた時、思った。この男は「吾唯知足(われただたるをしる)」を知らない男だと。今のぼくの年収は落合選手が要求した1億円の50分の1ぐらいだ。だが、決して今以上を要求しない。今ある小さな幸せで満足している。大きなエビどころではない、小さなエビで満足しているのだ。

北方領土!

 今月15日、安倍首相はロシアのプーチン大統領を山口県に迎えて首脳会談をする。この席で、北方領土問題に何か進展があるのだろうか。
 以前、テレビで見たのだが、日本から見れば、北方領土を返還せよと言うが、一般のロシア人たちは、この四島はもともとロシアの土地なのだという教育を受けていて、彼らから見れば、「返す」ということ自体間違っているそうだ。今、プーチン大統領が一島でも日本にただで引き渡すようなことがあれば、大統領の支持率は一気に下がると考えているらしい。
 一方は返還と言い、一方は返還とは言わない。ただで渡すなど考えられないという。歴史認識に大きな違いがあるようだ。歴史認識は教育が作る。竹島問題でも、尖閣諸島の問題でもそうだが、教育の力は大きい。教育が国民を動かしているように思う。かつての日本もそうだった。日本は神の国であるという教育を徹底したことで、日本軍は「神風」となった。
 今、領土問題について考えようとした場合、どの国も自国に有利な教育をしているように思う。太平洋戦争末期、日本の敗戦が濃厚となった時に、どさくさ紛れに四島を奪ったことをロシア人たちは忘れている。これでは、一島だってただでは戻らないだろう。おそらく、二島返還あるいは共同開発と経済的な何らかの代償を支払うことになるのだろう。


親の幸せとは?

 ぼくは母に言い続けた。お母さんが、幸せだと思うことが僕の幸せだと。だが、それは間違っていた。

 僕の娘が言った。「わたしは幸せよ!安心して!」これほどぼくを幸せにしてくれる言葉はなかった。

 そうなんだ。ぼくが幸せだと言うことが母にとっての幸せなんだと。

倹約生活!

  2.7リットル入りで1780円のウィスキーが駅前のスーパーで売っている。今日、片道210円のバス賃を払って買いに行った。


 ところが、ウィスキー売り場には、他のウィスキーはたくさんあるが、いちばん安いウィスキーの棚だけが空っぽだった。仕方なく、2.7リットル2700円のを買った。これじゃ、わざわざバス代を払って出かけなくても近くのスーパーでもよかったじゃないかと虚しい気分になる。


 それから、同じスーパーで100グラム99円の豚バラブロック肉を買って、もう一軒、野菜の安い店に行き、5本162円の長ネギを買い、また別の総菜屋へも行って、5個216円のメンチカツを買った。


 倹約生活は時に疲れるものだ。スーパーや八百屋や惣菜店を梯子したり、レジの前に並んだりする。やむを得ないことだが、とにかく疲れる。帰ろうとすると、バス停の前にも長蛇の列だ。10分近く待ってバスに乗車、疲れて帰宅した。

ノーベル賞!

 今日、12月10日は、ダイナマイトを発明したスウェーデンのアルフレッド・ノーベルが亡くなってちょうど120年になる。ノーベルの遺言により、1901年から12月10日にノーベル賞の授与式が行われることになる。
 ノーベルは、発明したダイナマイトが爆薬として開発され、巨万の富を築いたが、戦争兵器としても利用されたことで、多くの批判を受けた。それで、1986年、遺書を作成したという。死後、曲折を経て、ノーベル財団が設立され、1901年、第1回目のノーベル賞授与式が行われた。なお、X線の発明者、ドイツのレントゲンがその第1回目の物理学賞を受賞している。
 今年2016年は大隅良典が物理学賞を受賞。今日、賞状、メダル、小切手が授与される予定だ。これまでに受賞した日本人は以下の通りだ。

 1949年 湯川秀樹(物理) 
 1965年 朝永振一郎(物理)
 1973年 川端康成(文学)、江崎玲於奈(物理)
 1974年 佐藤栄作(平和)
 1981年 福井謙一(化学)
 1987年 利根川進(医学・生理学)
 1994年 大江健三郎(文学)
 2000年 白川英樹(化学)
 2001年 野依良治(化学)
 2002年 小柴昌俊(物理)、田中耕一(化学)
 2008年 小林誠、益川敏英(物理)、下村脩(化学)、*南部陽一郎(物理)
 2010年 根岸英一、鈴木章(化学)
 2012年 山中伸弥(生理医学)
 2014年 赤崎勇、天野浩、梶田隆章(物理)、*中村修二(物理)
 2015年 大村智(生理化学)
 2016年 大隅良典(生理化学)
 *南部陽一郎と中村修二は受賞時、アメリカ国籍