先日行ったスーパーで、レジに並んでいたら、目の前に［キャッシュレスレジ］というのが見えたので、慌てて列を離れ、キャッシュレスじゃないレジを探して、並び直した。近頃、こういうレジをよく見かけるようになった。

　どうも、キャッシュレスと言われると、抵抗がある。セブン系のプリペイドカードなら持っているが、このスーパーのは持っていない。とすると、クレジットカードか、何とかペイになるのだろうが、こういうのが苦手だ。特に銀行と繋がるカードは持ちたくない。どこで暗証番号を盗まれるかわかったものじゃない。

　そうはいっても、スーパーでこうレジをたくさん見かけるということは、キャッスレスという時代の波は、明らかに押し寄せて来ているようだ。世界では日本と違って、現金を持たないで、支払いをしている人が多いという話を聞いたことがある。日本もそのうち、変わるのだろう。

　波を感じながらも、レジで、「お支払いは？」と聞かれると、やっぱり、ほっとして、「はい」と笑顔で答えている。現物を見て現金で買うというやり方がいちばん安心する。時代遅れなのだろうが、それでもかまわないじゃないか。これに関しては、何も無理して、新しい波に乗る必要はない。