日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

3.11

 


 9年前の今日は大変だった。

 当時は変則的な勤務で、土日祝祭日は常に出勤し、2週間の間の平日で、三日休みが取れるというシフトだった。それで、たまたま3月11日は休みだった。

 午後から、母と二人、家でテレビを見ていたのだが、14時46分頃、激しく家が揺れた。母は泣きそうな様子だった。薄型の手で支えたが、それより食器ダンスが心配だった。母が押さえていたが、間に合わず、食器がいくつか落ちてきて割れた。棚の上に積み上げていたものは当然のように崩れ落ちてきた。

 どんどんと消えていく記憶もあるが、どうしても消えない記憶というものがある。地震の記憶は特に消えにくい。神戸地震、そして、この東日本大震災だ。

 日本は災害の多い国だ。だが、そのたびに、力強く団結する国でもある。今ウイルスの脅威にさらされているが、今こそ団結する必要があるだろう。トイレットペーパーの買い占めだとか、県会議員がマスクをネットで販売するなど許しがたい。

 地震で亡くなった方たち、今回のウィルスでなくなった方たちのご冥福を、そして、地震と津波で避難生活を余儀なくされている人たちの早い復帰を祈りたい。

 さらには、ウィルスの早い収束を祈りながら、叫びたい。「がんばれ、日本!がんばれ、中国!がんばれ、地球市民!」と。


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