いろいろと面白い茸があるものだ。この木も生命の終焉を迎えているのかもしれない。
そこへ茸が寄生しているということだろうか。行きとし行けるものみなたくましい。滅びるものがあり、生きるものがいる。生命が循環しているのだなと感心する。そういえば、団地の中には、年老いた猫がいて、でっぷりと太っているかと思えば、草むらでニャーニャーと鳴いている子猫もいる。
　ところで、最近のことだが、わが団地の中に外国人が増えてきているようだ。色の黒い人、白い人もいる。アジア系の黄色い人もいる。服装からして、イスラム教徒らしき人もいる。夕方、公園で、数家族が大人も子どももいっしょになって騒いでいる外国語が聞こえる。
　世界人口は７７億人になったと聞く。この丸い地球の上で生きるさまざまな人種。それに、人類だけでなく、動植物たちがいる。憎みあうことなく、みな、自然の摂理のままに共存してほしいと思う。
　隣人を、身近な人たちを思いやる気持ちが重要だ。少なくとも自然の一部である人間がその他の自然を蔑ろにしてはいけない。自然破壊などとんでもない。地球環境を破壊するとなると、人が我が家を破壊するようなものだ。地球上の生きとし生けるものがみな支え合って豊かな地球を守ってほしい。