今、ぼくの部屋の気温は１９度。温度計をベランダに置いてみたら、何と、気温は２６度まで上がった。これじゃ、暖房も必要ない。窓を開けていても寒くない。まるで春が来たようだ。今夜はクリスマスイブだが、クリスマスらしくない天気だ。窓の外には青空が広がり、午後の日差しが強く室内に差し込んでくる。洗濯物もよく乾く。

　テレビではいろいろなニュースが流れている。ドイツで発生したテロ事件の犯人が射殺されたとか、フランスで日本人留学生が行方不明になったとか。色々あるニュースの中で、いちばん恐ろしいと思ったのは、糸魚川大火の原因がラーメン店の店主が鍋を空焚きしたことだというニュースだ。それが乾燥した空気の中、強風で火の粉が飛び散ったということだ。

　「空焚き」といえば、ぼく自身、若いころヤカンを空焚きして、ボヤを起こした経験がある。隣人が気づいてアパートの外にあるガスの元栓を閉めてくれたので、助かったが、もし隣人が気づかなかったら、ぼくが命を失うだけでなく、付近の木造住宅が焼けて、大火になっていたかもしれない。そう考えると、本当に恐ろしい。

　「地震雷火事親父」ということばがあるが、最近、「おやじ」はあまり恐ろしくなくなった。一方、地震と雷と火事はますます恐ろしくなった気がする。特に火には細心の注意を払っているが、自分が注意していても、もらい火で火事になる可能性もある。今日は洗濯物だけではなく、空気もよく乾いている。今、室内の湿度計は３４％を示している。火には細心の注意が必要だ。みんなで「火の用心」を心掛けねばならない。