涼しい?寒い?
今日は扇風機も必要ない日だった。
今11時半の室内気温27度、湿度45%。扇風機をつけると、母が「寒い!」と言った。それから、長袖を持って来て着る。ちょっと待てよ、今頃、寒いはないだろうと母に言ったら、そうね!と納得していた。
ところで、よく言われる言葉に次のようなことばの法則らしきものがある。
「暖かい春」「暑い夏」「涼しい秋」「寒い冬」
そして、これは言い換えれば、以下のようになる。
秋から冬にかけて、涼しいと寒いは使えるが、暖かいと暑いは使えない。
冬から春にかけて、寒いと暖かいは使えるが、暑いと寒いは使えない。
春から夏にかけて、暖かいと暑いは使えるが、涼しいと寒いは使えない。
さて、今は夏から秋にかけての時期だ。 暑いと涼しいは使えるが、寒いと暖かいは使えないなどと考えていたのだが、いや、これは違うぞ、ぼくはけっこう寒いを使う。スーパーの魚や肉の売り場、また、冷凍食品の売り場、それから、冷房の効いたバスや電車の中で、けっこう、寒いと感じる。時にはお腹を壊すほどだ。
エアコンなのどの空調設備がもしなかったら、前に書いたことばの法則も当てはまり、夏に寒いということばは使えないのではないか。人工的に操作された温度のおかげで、夏でも寒いといえるのではと思った。そして、その空調設備が世界の温暖化を進めているとしたら、心配だ。とはいえ、エアコンに慣れ切った人にはエアコンのない生活なんて考えられないだろう。さて、話を戻すが、扇風機の風を浴びて、「寒い!」と言った母は間違ってはいなかったのだ。