賑やかな小鳥!
先日、横浜郊外の自然豊かな丘陵地を散策した。あちらこちらで、野菜や果樹を栽培していた。
歩いていたら、ふと、頭上から賑やかな鳥の声が聞こえてきた。見上げると、緑いっぱいの一本の樹木から、たくさんの小鳥たちが騒ぎながら、飛び出してきた。
それが、そのまま、群れを成して飛び過ぎて、別の樹木へ向かって飛んで行った。そこでも、賑やかに鳴いていた。
すぐ近くの電柱には鈴なりということばがぴったりの状態だった。オスがメスを巡って騒いでいるようにも見えた。
突然、これが自然だ。自然のままに生きて、競い合い、争って、傷ついて、たくましく生きている。
そう思うと、小鳥たちの鳴き声がまるでクラシック音楽のように感じた。そうだ、もっと騒いでくれ、思いのままに生きてくれ。
思いのままに生きることができない人間たちの分まで生きてくれ。短い命なんだろうけど、精いっぱい生きて、鳴き騒いでほしいと願った。