平成が終わって令和の時代がきた。
　今日は旧暦己亥3月27日だ。
　平成を振り返ると大きな変化があったように思う。
　平成元年の春、消費税が導入された。はじめは3％だった。それから5％、8％と上がってきた。平成は消費税の時代だった。
　その間にバブル崩壊があり、一部の物価はぐっと下がった。30年の間にアップダウンを繰返し、結果としては、あまり変わらなかったが、ただ、貧しい者はいっそう貧しくなり、豊かな者はいっそう豊かになった時代だ。
　スポーツの世界では、Jリーグが始まり、日本のサッカー選手が世界に広がっていった。Jリーグばかりではない。いろいろなジャンルでスポーツの世界が華やかになった。MLBで活躍する日本人プレーヤーの活躍には日本人全体が心躍らせた時代だ。
　世界の情勢も大きく変化した。ベルリンの壁が壊され、東西冷戦が終了したと思ったら、今度は宗教戦争が始まったのではないか。また、経済戦争も始まったように思う。
　中国の世界における影響力は、この30年の間にずいぶん大きくなってきた。1990年、ぼくは中国を旅行したが、当時の中国はまだまだ貧しい時代だった。百円ライターをガイドさんにプレゼントすると喜ばれる時代だった。
　それが、今では中国は世界経済に大きな影響力を持つようになった。反対に日本の世界における地位はずいぶん下がった。それとともに、中国、韓国、ロシアが領土問題で日本に対して強気になった時代だ。
　さて、平成は日本にとって戦争のない時代ではあったが、地域戦争や内紛やテロの問題などはまだ続いている。日本だけが平和だからといってはいられない。日本でいつテロが起こるかわからない。
　何はともあれ、これから、世界各国が温暖化の問題などを協力して解決していく時代に、そして、希望の持てる時代になることを切に願っている。