長崎原爆の日に思う!
昨日8月9日は「長崎原爆の日」、長崎には何度も行ったことがあるし、知り合いもいる。長崎の人たちの心には深い傷がある。おばあちゃん、おじいちゃんの記憶だけでなく、それを引き継ぐ若者たちの心にずっと消えない傷が残っている。
核兵器のない世界をと願う多くの人の心を安倍首相はどう思っているのだろうか。核兵器禁止条約の議論の場にも参加しなかった日本、核兵器の傘に守られているから、アメリカに従わざるを得ないというのだろうが、核兵器禁止条約を批准することは、決してできないことではないだろう。
それでもできないのであれば、国家に頼るのはあきらめて、長崎、広島等の都市が中心になって、核兵器禁止を推し進めるほかない。「平和首長会議」英語名、Mayors for Peaceというのがある。加盟する地域国家は162、都市数は7417。うち国内の都市は1682。
国家単位ではできないことをここで推し進め、日本が世界の非核化を推し進めるということに期待したい。また、抽象的な非核化を唱えるばかりで、具体的に非核化を推し進めようとしない安倍政権にはさっさと退陣してほしいものだ。
被爆者の思いをもって、「核兵器禁止条約」が国連で採択された。これに参加しなかった日本、岸田大臣の答弁を思い出す。アメリカに追従するよりほかなかったのだろうが、その態度が被曝者の心を踏みにじったことは間違いない。
長崎原爆忌に列席した安倍首相の空疎な発言を聞いた人の多くが情けないと思っただろう。再組閣で少し支持率を上げた内閣だが、今回の安倍首相の言動は再度、現政権への支持率低下を推し進めることになるだろう。
長崎の人たちの心には「非核」以外にない。広島の人も同じだ。その心を忘れてはならない。けっして過ちを繰り返してはならない。亡くなった人たちの心、受け継ぐ人たちの心を大事にしたい。