感動のないテレビ!
最近テレビを見ていて、何かが足りないというような気がしてならない。何だろうかと考えてみた。お笑い番組、娯楽番組、トーク番組が多い今、何が不足しているのかというと、やはりドラマだろうか。
今でも、忘れられないテレビ番組はというと、こどものころ見た「人間の条件」、それから、いくつかの警察ドラマ、例えば西部警察等など。東野圭吾「白夜行」のドラマ化も感動した。だが、最近はそういったテレビドラマが少ない。
そう思ったとき、気付いた。今、テレビから流れるのは気軽な「楽しさ」なのだ。そして、軽いほど視聴率が上がるに違いない。今、ぼくが見る番組はというと、ニュース番組、スポーツ番組、クイズ番組、ドキュメンタリーなどだ。それ以外はほとんど見ない。
それ以外の番組の時も、テレビをつけていることがある。だが、見ていない。ただ流しているだけだ。つけていても、つけていなくてもどちらでもいい番組が多いというのが最近の印象だ。夢中になって見ようと思わない。本当に軽い番組だ。
テレビ局もたまには力を入れたドラマを作る。そういう時には、こちらも精いっぱい視聴する。製作者と視聴者の勝負なのだ。そんな番組をぜひ作ってほしい。そして、それがテレビ各局で競い合うようになってほしいと願っている。