日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

クリスマスローズ



 今ごろになると、団地の我が家の棟の入り口に、クリスマスローズが咲き始める。数株だけの大人しいものだが、それなりに美しく、夏辺りまで楽しませてくれる。


 先日、少し離れた所にある公園に行ったら、いろいろな種類のクリスマスローズが咲いていた。黒、白、オレンジ、それに八重のものなどあったが、うつむいているところはみな同じだ。奥ゆかしくて清楚な美しさだ。


 ところで、「クリスマスローズ」をウィキペディアで調べると、学名はクリスマスローズではなくて、「ヘレボルス(Helleeborus)」とあった。「クリスマスローズ」は、クリスマスの頃に開花する「ヘレボルス・ニゲル」だけを指した呼称だとも書いてあった。


 日本の園芸市場では、「レンテンローズ」と呼ばれる「ヘレボルス・オリエンタリス」も「クリスマスローズ」の名で出回っているという。また、花に見える部分は植物学上「萼片」で、そのため、鑑賞期間が長いそうだ。言われてみれば、今頃から、夏あたりまで、見られる花だ。


 また、別名に、「雪起こし」とか「寒芍薬」もあるらしい。芍薬といえば、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と美しい女性を形容(?)する言葉があるが、なるほど、「寒芍薬」といわれるだけあって、確かに美しいと納得した。


×

非ログインユーザーとして返信する