日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

今年の疑問!

一 アメリカで、政治に無知な人がどうして大統領に選ばれたのか、どうして、あんな女性蔑視の発言や民族差別の発言をするいやらしい金持ちが選ばれたのだろうか、疑問だ。


二 韓国ではおかしなことになっている。どんな悪いことをしたのかよくわからない。国民がどうしてあそこまで怒っているのか理解できない。公私混同したとか、政権を私物化したとか言うが、日本なら、おそらくそこまで国民は怒らないだろう。

三 政府は年金受取額を引き下げるという。また、ギャンブル依存症で殺人事件も起きているというのに、カジノ解禁法案を通そうとしている。そんな政府の支持率がどうしてあんなに高いのか、疑問だ。

四 野菜などの値段が上がって、生活に苦しむ人が大勢いる。二極化が言われているが、日銀総裁は物価を2%あげるといいながら、あげられなかったという。とにかく、スーパーに行けばわかる。安い商品の棚が空っぽなんだ。世の中貧しい人のほうが圧倒的に多いのに、どうして、物価をあげるとか言うんだろうか。

五 フォークソング歌手にノーベル文学賞が与えられるという。歌詞がノーベル文学になるということは、例えば、日本のシンガーソングライターが芥川賞を取るようなものだ。文学ってそんなものなのだろうか。疑問だ。

六 テレビで、トーク番組が大流行だ。タレントたちが生き生きとおしゃべりしていたり、あるいは芸能人のスキャンダルについて話したりする様子を見ても何もおもしろくない。特に芸能人の結婚話なんてまったく興味がないのだが、日本人はどうもそういう話が好きなようだ。理解できない。

七 ポケモンGOなんて、くだらないものに大人が夢中になっているなんて、理解できない。何しろ、ポケモンは子供のものだから。

八 ゆるキャラも同じだ。縫いぐるみは子供のものだ。大人がそれを大好きだというのは何だろう。理解できない。

九 中国が自分の国土からずいぶん南のほうにあるフィリピンとベトナムの間にある海域を自分の国土だと主張し、国際法廷で否定されても、なお無視するのはなぜだろうか?疑問だ。

十 第二次世界大戦末期、·ロシアは日本の敗戦が決まってから、北方領土を占領した。それなのに、ロシア国民はもともと四島は自分たちの土地だったという。その後、一度は二島だけ返還すると言いながら、いつの間にか、四島すべて返還しない、いや、引き渡さないという。「なぜ?」と言っても領土は広ければ広いほうがいいに決まってるんだろうが、ここまで、我欲の強いロシアが理解できない。

Jリーグとアジアのリーグ

 鹿島アントラーズはクラブワールドカップ決勝戦であわや、レアルマドリードに勝利かという瞬間を見せてくれた。惜しくも敗れ、準優勝となった。これはすごいことだと思う。

 だが、鹿島アントラーズはアジアの代表ではなく、開催国代表だ。アジア代表はここ数年、Jリーグから出ていない。世界の強豪チームにこれだけいい試合ができるのに、なぜアジアでは弱いのか、謎だ。

 考えられることは、まずアジアのリーグチャンピオンたちはJリーグをリスペクトしている。十分に研究し、準備をして、必死に戦ってくる。一方、世界の強豪チームはJリーグをリスペクトしていない。昨日の試合でもレアルマドリードは開始早々に先取点を取り、恐らく楽勝だと思っただろう。アジアのチームならそうは思わない。

 レアルマドリードは先取点を取ったあと、手を抜いた。前半終了間際に同点にされ、気合を入れ直しただろう。だが、後半初めまでは本気ではなかった。リードされやっとで本気になったはずだ。その他の大陸代表も同じような調子で鹿島に敗れたのではないか?

 アジアのチームより他大陸のチームのほうがやりやすい理由はその辺にあるだろう。そして、Jリーグ勢はアジアのリーグを他大陸のリーグのようにリスペクトすることを忘れているのではないか。来年のアジアチャンピオンズリーグでは、ぜひ、十分な準備をして必死に戦って、真の実力を見せてほしい。

 そして、来年はぜひともアジアチャンピオンとして、クラブワールドカップに出場できることを願っている。来年のクラブワールドカップはUAEで行われる。Jリーグに開催国枠などないのだから。

鹿島クラブワールドカップ準優勝!

 鹿島アントラーズは世界一金持球団のレアルマドリードと対戦し、90分まで2-2で、延長戦に突入した。結果は、クリスティアーノロナウドのハットトリックで、2-4と敗戦した。
 だが、いろいろと怪しい審判のジャッジがあった。レアルに勝たせないと、世界一のチームという名を汚すことになる。審判のそんな雰囲気が結局、鹿島の野望を打ち砕いたという印象だ。鹿島は優秀なチームだ、レアルより強かったように感じている。
 ただ、全体として、45%対55%の力の差があったと言うべきだろう。これは日本のサッカーが世界とはあまり差がないことを示してくれた。ただ、アジアとなると、日本のチームは弱い。世界には強いが、アジアに弱いのはなぜか、同じような体格の選手には弱いのだろうか。
 これから必要なのは世界でもアジアでも通用するチームだ。鹿島だけではない、横浜、川崎、東京、大阪などのチームが世界一を目指して頑張ってほしいと思った。みんなで期待しよう!

堅守速攻!

 サッカーワールドカップの決勝で、鹿島アントラーズがヨーロッパ一位のレアル・マドリードと対戦する。イギリスの賭けによれば、レアルマドリードの勝ちは1.17倍、鹿島は15倍だという。テレビで聞けば、誰もが鹿島は善戦するが、勝てないという。クラブ収入を聞けば、鹿島の収入はレアル・マドリードの17分の1程度だという。年棒で考えても、レアルのC・ロナウド一人の年棒は、鹿島の全選手の年棒より多い。こう言えば、勝てるわけがないと思う。
 だが、ラグビーで日本が世界の強豪に勝ったこと、それから、信じられないことに、米国大統領にあの政治家でもない馬鹿な発言をするトランプ氏が勝利したこと、いろいろ信じられないことが起こっている。巨人が広島に負けたのと同じだ。
 特にサッカーは年棒じゃない。勝ち負けはチーム力だ。いい選手がたくさんいても関係ない、チームワークで勝てるのがサッカーだ。
 もちろん、レアルが勝つ確率は90%以上だ。ただ、鹿島がもし堅守速攻といういつものスタイルで戦えば、決して勝てない試合ではない。ただ、気合負けというか、遠慮したら負ける。いつものスタイルを貫くこと。それ以外勝つ可能性はない。いや、そうすることで勝つ可能性は10%から50%になると思っている。鹿島の力を世界に示してほしい。
 もしも鹿島が勝てば、これは2016年のビッグニュースになる。ぜひ実現してほしい。いつものサッカーを貫き、いや、いつものサッカーをさらに徹底させることが大事だ。自分たちのサッカーを徹底して、攻撃ではさらに研ぎ澄まされた感覚を示せば、可能性は10%以上になる。ボール支配率は圧倒されるかもしれないが、それで構わない。
 「堅守速攻」を旗印に鹿島らしさを出してほしい。サッカー好き国民のほとんどの人が期待している。勉強になるとか、いい経験になるとかいうことは誰も考えていない。もちろんぼくもだ。これは安倍政権に求めていることと同じだ。常に守りを固くし、攻める時は全員で一気に攻撃する、これが政治にも求められている。何事にも通じる精神「堅守速攻」こそ今求められるやり方なのだと思う。

歌舞伎と漫画!

 今日、たまたまNHKの歌舞伎放送を見た。題目は「太刀盗人」というのだった。見ていて笑った、これが歌舞伎なのかと思った。調べてみたら、狂言から出たものだそうだ。確かに面白い。動きも軽妙だし、滑稽だ。
 この歌舞伎を見ていて思った。かつて歌舞伎が流行し初めたころ、これは若者などが好んだものにちがいないと。当時、「かぶきもの」とは、辞書によれば、「並外れて華美な風体をしたり、異様な言動をしたりする者」とある。今で言えば、若者がハロウィンなどで奇妙な格好をしている若者のようなものだろう。あるいはアニメの扮装をして、町を歩くような若者だろう。
 そのころ、大人たちはやきもきしたことだろう。こんなものに夢中になるなんてどうかしてると。それが時代を超えて、歌舞伎は日本の伝統芸能になっている。おかしなものでも長い時代続けば、何でも伝統になるものだ。今のコスプレもそのうち伝統になるのだろう。漫画も立派な日本文化になったように。
 もう一つ思い出すのは、明治時代の小説だ。当時、小説が流行したが、それを少年たちが読んでいると大人たちに怒られた。「小説なんか読む暇があったら勉強しろ」と。流行し始めた当時は不良のものだったのだ。それが今ではノーベル賞ももらえるかもしれない一分野なのだ。
 現代はどうか。漫画が教科書に登場するようになった。漫画も日本文化というだけでなく、学問の一つになったように思われる。これなら、漫画が学校の教材になるだろう。いやもうなっているのかもしれない。夏目漱石の孫が大学で漫画を研究していると聞いた。すでに漫画はかつての子供社会だけでなく、世界で市民権を得ている。
 近い将来、「漫画をちゃんと勉強しなさい」という大人が現れるに違いない。漫画もわからない者は無知に等しい時代が来るにちがいない。もしも漫画なんて嫌いだと子供がいたら母親が言うだろう。
 「あなた!ちゃんと漫画を読みなさい!3Dなんて見ていたら馬鹿になるわよ。ちゃんと漫画を読んで、しっかり勉強するのよ。漫画が読めなきゃ、東大も無理よ。」
 そんな時代がそう遠くないような気がしてきた。読者のみなさんはこんな未来予想、どう思うだろうか?