日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

終わりは始まり!

 昨日は、今年の183日目、一年のちょうど真ん中の日であり、いろいろなことがあった。


 天気を見れば、私の住む地域で初めて暑さを強く感じた日、セミの鳴き声がはっきり聞こえるようになった日、今年初上陸する可能性のある台風が発生した日。暑さと台風に気を付けなければならない。


 それから、東京都議会議員選挙があり、長年都議会を支配してきた自民党が大敗し、都民ファーストが大勝した日。自民党の失敗は何だったのか、正しく反省すれば、次の選挙での成功へのスタートとなる。都民ファーストは勝利に酔うことなく、今後しっかりと政策を考えなければならない。


 将棋界では最年少棋士の藤井総太四段が29連勝でストップした。敗戦が次の成功へのスタートになる。ここを十分反省することで、将来の大棋士となることだろう。テニス界では、芝のコートで杉田祐一選手が日本人として初めてツアーで優勝した。これも快挙だが、彼にとってここからがスタートだ。今日はいよいよウィンブルドンが始まる。錦織圭選手の活躍も期待される。


 また、私の教える日本語学校の学生にとっては、台風や選挙どころではない。日本語能力試験の日だ。今日聞いてみれば、みな浮かない顔をしている。だが、これも今回の失敗をしっかりと反省して、今後どうすればいいかをしっかりと考えて、成功への道をスタートさせなければならない。


 最後にもう一つ、90年前の7月2日は芥川龍之介が亡くなった日だ。現代文学というと、最近では戦後文学と同義とする説もあるが、数年前までは、現代文学の始まりはこの芥川龍之介が亡くなったころからだとされてきた。


 世の中にはいろいろあるが、「終わりは始まり」いろいろなものが、変化する。負けることもあれば、勝つこともある。そして、何かが終われば、何かが始まる。エンドはスタートだと思う。

蝉の声とともに!

 きのう夕方、買い物の帰りに、歩道を歩いていたら、街路樹の上から蝉の声が聞こえた。夜には、窓を開けると、はじめは、耳鳴りかと思ったが、やはり蝉の声が聞こえた。今頃かと思ったが、誰かが言った。「蝉の声とともに台風はやってくる」と。そんなことを考えていたら、気象庁が台風3号が日本に近づいていると発表した。


 強さはよくわからないが、現在、台湾東海上にあり、4日には九州に上陸する見込みだ。そのまま九州、中国、近畿を通って、関東地方には5日ごろ到達する可能性がある。といっても、上陸後、勢いが衰えて熱帯低気圧に変わるかもしれない。いずれにしても警戒が必要だ。


 蝉は梅雨の中頃、6月末ごろから泣き始めるらしい。ただいろいろなセミが鳴き始めるのは7月に入ってからだ。台風はというと、日本に上陸するのは7月から10月にかけてだ。6月に上陸することもあるが、数は少ない。ということは、やはり、蝉の鳴き声とともに台風が日本にやってくるというのは都市伝説でもないようだ。


 梅雨はどうなったのか、よくわからないが、梅雨らしい雨はあまり降らないまま、梅雨後半。今年の梅雨は、いつ梅雨入りして、いつ梅雨明けするのか、気象庁泣かせだ。だが、蝉はそんな天気と関係なく、しっかりとした体内時計を持っていて、台風を呼ぶかのように7月上旬に泣き始めた。そして、今日は真夏日、いよいよ暑い暑い夏が来た。


 ジイジイと 台風を呼ぶ 蝉の声 SUM

都議会選挙!

 先日、ニュースを見ていると、千代田区秋葉原で都議選の街頭応援演説をする日本の首相に対して「やめろ!」「かえれ!」などという罵声があちこちから飛んでいる映像を見て、驚いた。日本の首相に対して、ここまで、都民が声を荒げる様子は見たことも聞いたこともないからだ。


 森友学園、加計学園、豊田衆院議員の暴言と暴行、稲田防衛省の自衛隊発言など、問題を抱えている自民党のお偉方が都議会選挙を応援しても、これでは逆効果だと思っていたら、選挙結果は、案の定、都民ファーストの会が圧勝、自民は大敗した。東京都議会は大きく変わることになるのだろう。


 議会改革を掲げる都民ファーストの会を応援する人たちが投票したというのも原因だろうが、驕り高ぶった自民党、一強に胡坐をかいて不誠実な政治を続ける政権に対して反発する都民の声が、都議会選挙に大きな影響を与えたのだろう。もしも、国会のお偉方が応援演説に来ず、国会の自民党と都議会の自民党とは別物だとすれば、もう少し結果は変わっていたかもしれない。


 国会においても、自民党に対する反発は大きい。ただ、それに代わる政党がない。かつて、民進党が自民党と二大政党となりそうな時期があった。だが、今は民進党は力を失っている。今回の都議会選挙では、都民ファーストの会が民進党は目立たない存在になっている。都民ファーストが自民党と議席を二分するどころか圧倒した。


 では、今後、国会においても、自民党と議会を二分する党として、民進党が頼りなければ、都民ファーストの会の勢いを借りて、「国民ファーストの会」でも作れば、どうなるのだろうか!ふとそう思った。


政党別都議会議席(2017年7月)
都民ファーストの会 49(+43)
自民党 23(-34)
公明党 23(+1)
共産党 19(+2)
民進党 5(-2)
生活者ネットワーク  1(-2)
維新の会 1(±0)
無所属 6(-7)→「都民ファーストの会」が公認

30連勝成らず!

 今夜9時21分、14歳の藤井聡太四段が、22歳の佐々木勇気五段に敗れ、連勝記録は29でストップした。負けたものの、ここまで連勝記録を伸ばしたのはすごいの一言だ。この連勝記録は、今後簡単には破られないだろう。


 こうなったら、佐々木勇気誤断を応援したくなる。佐々木勇気五段は次に阿久津主税八段と対戦する。これに勝てば、久保利明王将と、さらに勝てば、松尾歩八段と対戦し、一方の山の勝者が決定する。


 もう一方の山には、丸山忠久九段、稲葉陽八段、2015年度NHK杯王者の村山慈明七段、昨年度NHK杯王者で佐藤康光九段、羽生善治三冠がいる。


 この二つの山の勝者同士が三番勝負を行い、勝った方が、現在の竜王渡辺明九段と7番勝負をする。佐々木五段以外はそうそうたるメンバーだ。22歳の青年がどこまで行けるかわからないが、応援したいと思った。

香港!

 初めて香港へ行ったのは今から20数年前、それから、12年前にも香港へ行っている。このページの写真は12年前の写真だ。曇り空だったが、それなりに素敵だった。

 今から20年前の7月1日、香港はイギリスから中国に返還された。その時、中国は50年間の一国二制度を約束したが、公平な選挙は行われず、次第に中国支配が強まり、今や、民主化運動をしたり、中国政府を批判した者は逮捕起訴されるという状況だ。

 山の上から見た香港島の夜景!すてきな景色だった。今後はどうなるのだろうか?いつか、中国と同じようになってしまうのだろうか。貧富の差が広がり、民主的な空気がなくなって、一党独裁国家の一部になってしまうのだろうか。それはどう考えても寂しいことだ。