バスに乗っていて、ふと目にした。
「整理券をお取りください」
「整理券」が使われたのはいつまでだったろうか。
時代はどんどん移り変わりつつある。
今は昔の遺物のような整理券。
車掌はとっくに消えた。
現金払いもほぼ消えた。
パスモ、スイカといったカードの時代だ。
バスに乗っていて、ふと目にした。
「整理券をお取りください」
「整理券」が使われたのはいつまでだったろうか。
時代はどんどん移り変わりつつある。
今は昔の遺物のような整理券。
車掌はとっくに消えた。
現金払いもほぼ消えた。
パスモ、スイカといったカードの時代だ。
いつも散歩している道の並木をよくよく眺めると、
モミジバフウの木の根っこのところが空洞になっている。
台風でも来たら、倒れそうな気がする。
年輪を重ねた木々は美しい。
それなりに美しい。
それが末期を迎えたということだろうか。
人と同じだ。
美しい年輪を重ねた末に末期を迎える。
それでいいじゃないかと思えるようになった。
かつて、義父が亡くなる前の生き様が、
経験の上に咲いた花のように見えたことがある。
花と言うよりは渋みを増した美しい植物のように感じた。
戦争や災害にあって亡くなる人もいる。
それでも生きている人は必ず老いる。
老いをどのように迎えるかがとても重要な気がしている。
空洞の中にも命の貴重な歴史がある。
空洞のような生き様を見せる人にも貴重な人生がある。
青空に機体を白く光らせて飛んでゆく、
これはジャンボジェットだろうか。
これから羽田に着陸するのか、
それとも、今離陸したばかりなのか、
どこか遠いところから飛んできたのか、
これから飛んでいくのか知らないが、
どこか遠い所とこの国を行き来して、
大勢の人を希望や夢や喜びといっしょに、
時には、絶望や失意といっしょに、
高い空の上を運び続けているのだろう。
おでん、カレーピラフ、焼き鳥、スパゲティなど、それにスーパーで買ってきて、レンジでチンしただけのイカフライなど。
何とか頑張って外食を一ヶ月に一回ほどに押さえている。それでも数ヶ月前まで100円で売っていた10個入りの卵が最近140円ぐらいになった。野菜も肉も魚も高くなってきた。
外食を控えるのももちろん、安売りの店を探して食材を買っている。贅沢は敵だという気分になってきた。
豊かなものとそうではないものの格差がどんどん広がっているような気がしてならない。
郊外の駅、たまプラーザ駅。駅を囲む「ゲートプラザ」「たまプラザテラス」などがあり、商業施設が入っている。駐車場などがある「サウスプラザ」へ渡る広い通路。
去年12月から、夕方になると、駅前の広場の木々にはイルミネーションが点灯する。
ここへ来ると、冬はイルミネーション、春はソメイヨシノと目を楽しませてくれる。ただ人工的に無理矢理作られた美しさのように感じるのが少し残念だ。