日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

あやめ!


細かい分類は知らないが、アイリス、日本名、アヤメの一種だろう。
近所を散歩すると、今を盛りとあちらこちらで咲いているのが見られる。
紫や黄色や白や青等など、それに、複雑な色をしたものもある。
心はいまだ、二月のままだが、季節は明らかに初夏を迎えている。


青!


 5月2日、昨日のニュースで、2日は東京で最高気温が28度になると天気の専門家が言っていた。それを受けて、あるアナウンサーが、「気温のピークになる」と発言。おやっと思った。ピークは頂上、最高点、もし、ピークなら、以後は、下がることになる。今年になってから、最高の気温だと言ってほしかった。

 それはさておき、ただいま、午後三時過ぎたところだ。室内の温度計は25度を示している。夏日だ。これから、もう少し上がるのだろうが、過ごしやすいことには間違いない。

 本来なら、ゴールデンウィークの真ん中、どこかへ出かけたくなるのだが、引きこもり最中の人間には関係ない。ゴミ捨てのついでに近くを歩くと、五月の爽やかな風が吹いていて、いろいろな花が咲いている。

 2月から4月にかけて、うきうきとした楽しいはずの季節がいつのまにか過ぎてしまい、まもなく立夏だ。緑も濃くなった。いろいろな色をした花が咲き始めた。名前はよく知らないが、青い花が目を引く。

 考えて見れば、ぼくが買う服やバッグは青が多い。小さい頃から、好きな色はと尋ねられたら、即答で青色と答えていた。ぼくにとって、青は爽やかな色の代名詞だった。スポーツで応援するのはいつも青を基調としたチームだ。

 空の青、海の青、花の青、いろいろな青を連想しながらぼんやりと窓の外を眺めている間に、五月は淡々と流れている。引きこもりの少しブルーな気分で、ネットでいろいろなニュースを眺めたり、撮りためた写真を整理したりしている。


シラン!


 バスや電車に乗って遠くへ出かけられないのでそれでも近所を歩いて、自然を観察している。見付けられるものは限られているが、よくよく見ればけっこう楽しいものだ。

 数年前にどこかの公園で見付けた花に、「シラン」というのがある。名札を見て、どういうことだと思った。

 西の方言で、「しらん」といえば、「知らない」という意味だ。この花の名前は何?と聞いたら、「知らん」とそっけない返事が返ってきたような気分になる。

 図鑑などを見て、「紫蘭」という花だと知った。「蘭」は好きな花だが、高貴な紫の蘭となればさらにいい。もう一度出会いたい女性を思わせる。その紫蘭が団地内で見られる。これは小さな幸せだ。


5月1日!

 令和という年号は、去年の今日スタートしたんだと、今、気づいた。

 今年に入ってから、困難な日々が続いている。仕事がないから、日々のリズムが作りにくい。

 何日だろうと、何曜日だろうと、毎日休みなのだから、早く寝ても遅く寝ても、問題はない。

 1日24時間起きているようで、寝ているような毎日が続いている。

 時は淡々と流れ、一日はだらだらと流れ、季節はするすると移りゆく。

 そうした変化を、ただ、家にいて、窓から眺めているだけだ。

test!test!test!

 このところ、あまり出かけていないので、風景写真を撮る機会も少ない。毎日、テレビドラマやニュース、それに国会中継などを見ている。そのうちに、政府のやり方に何だか、腹が立ってきた。

 以前、WHOのお偉いさんが言ったことば、「test!test!test!」、これは、「とにかく、検査だ。検査をたくさんしろ!」ということのようだが、日本政府はそんなことおかまいなしで、できるだけ検査を少なくしている。いや、増やそうという努力を全くしていない。

 結果はどうだ。見えない感染者を野放しにしているだけではないか。経路不明の感染者が大勢いるのもそのせいではないか。感染拡大を防ぐのに「家にいる」ことも大事だが、検査数を増やすのも大事だ。そうしなければ、非常事態が解除されても、未検査の感染者が活動を始めれば、元の木阿弥だ。第2波、第3波がやってくる。

 検査数を増やすためには、検査キットを増産しなければならないし、検査できる施設を増やすとか、検査する方法を工夫するとかしなければならない。政府のお金は、そのために使うべきだ。小さなマスク配布は国内のみならず、世界中に笑われている。

 以前、9億円の国有地を1億円で首相の友達に売却したという話があったが、今こそ、そんの国有地があれば、中国がやったように感染症対策の大きな病院を建てたほうがいい。奇妙なマスクを配布するという税金の無駄遣いは、政府にとって、いや、日本という国にとって、大きな損失だ。