日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

スポーツの秋


 秋の日はつるべ落としというが、本当にその通りだ。散歩に出て、まだまだ明るいと思っていたら、あっという間に日が落ちて、暗くなる。一日一日、日の入りがどんどんと早くなっていくのを実感する。


 秋といえば、スポーツの秋だ。子どものころ、運動会は十月にやっていたのを思い出す。十月初めのころ、毎日練習をして、運動会当日には、家族が応援に来てくれる。昼になると、テントの下で、家族みんなで、重箱のご馳走をつついていた。


 この数日、近くの小学校から太鼓の音が聞こえてくる。どうやら、運動会の練習のようだ。家族そろって応援し、借り物競走だとか、騎馬戦とか行われるのだろうか。子供はここにいないが、近くで行われるのなら、見に行きたいような気がする。


 さて、秋は過ごしやすい季節だ。10月から緊急事態宣言が解除されるなら、あちこち出かけたいものだ。ただ、台風16号が気になる。小学校の運動会は大丈夫か。コロナが本当におさまってくれて、誰もが行楽を楽しめたらいいと思っている。

シオン、キバナコスモス、コラボ


 カタカナに弱い母には全く理解出来ないかもしれないタイトルだ。

 もう少し分かりやすく書けば、紫苑と黄花秋桜の共同作業。

 もっと、平たく言えば、紫の花と黄色い花がいっしょに写っているというだけのことのだ。

 だが、ぼくにはそれだけで、十分美しいし、カタカナだろうが、ひらがなだろうが、漢字だろうが、そんなことはおかまいなし。いいものはいいんだ。



深まる秋


 台風16号が日本列島に近づいている。関東地方に最接近するのは金曜日らしい。28日、神奈川県は曇々晴れで、散歩にはちょうどいい天気だったが、午後から、母の通院があって、散歩する時間はなかった。


 午後から、母を連れて、病院までバスと徒歩で行った。一時過ぎに家を出たのだが、すべて終わって、帰り着いたら、日が暮れるころだった。それから、夕食を作り、食事を終えたら、もう8時だ。一日が病院だけで終わってしまったようだ。


 母は病院でいくつかの検査を受けて、診察をしてもらった。結果、ここには詳しく記さないが、いくつかの問題が発見された。予想していたものの、これから、いろいろ考えなければならないことが増えた。


 それでも、よかったことがある。途中、早くも黄葉し始めた美しい銀杏並木が見られたことだ。写真ではたいしたことないが、実際の銀杏並木はけっこう黄葉していて、母がきれいだと喜んでいた。

秋は夕暮れ


 今日も、いつもどおり、夕方近くなってから、老母と二人で散歩に出かけた。ただし、どこへ行くということを決めずに家を出た。昨日まで、散歩に出るときは、必ず、目的地を決めて出ていた。その際、トイレが近い母のため、トイレのある公園やコンビニを最低30分に一つは通るように考えて歩いていた。


 ところが、最近は、すぐに、「トイレに行きたい」と言い出す。すると、今いる地点から最も近いトイレのある公園かコンビニを地図で探して、歩くことになる。そうすると、予定していたコースを外れる。しかも、用を足した後で、「足が痛い」というので、そこからの最短コースで家に帰ることになる。


 そんなわけで、昨日は、方向さえ決めずに家を出た。分かれ道があれば、母の言うとおりの道を選んで歩いた。知らない道を歩くこともあった。ただし、歩く距離、トイレの場所は常に頭に入れていた。そうこうして、ほぼ2キロほど歩いたところで、家に帰る最短の道をグーグル地図で確認して帰途に就いた。


 ほぼ一時間半のおかしな散歩だったが、道端にきれいな花を見付けたり、「この道を行くと、ここに出るんだ」という発見もあったりで、それなりにおもしろいものだった。日が暮れるころ、ちょっとした高台から夕焼けが見えた。「秋は夕暮れ」という『枕草子』の言葉をふと思い出した。

秋桜


 この一週間、腰の具合もよく、仕事もないので、毎日のように散歩に出ている。買い物を兼ねて出ることもあるが、散歩だけのこともある。近所ばかり、コースを変えて一日の平均5千歩あまり、4キロぐらいか。だいたい1時間から2時間歩いた。


 あちこちで見かけた花と言えば、サルスベリ、コスモス、ダリア等だが、特に紫色のコスモスが印象に残っている。薄紫色の素朴な花は気分を明るくさせてくれる。


 気温は秋らしくなり、日中は高くても、4時を過ぎると、20から25度に下がる。暑くもなく、寒くもなく、歩きやすい気候だ。明日からの週は最低が、15度ぐらいになるという。


 また、週半ばには、関東地方に台風が来るらしい。雨は100%の予報だ。さて、これから、いっそう涼しくなって、歩きやすくなるだろう。歩く距離を少し長くしていきたいと思う。