日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

急な秋


 11日は夏日、それも日中はほぼ真夏日の29度あまりだった。それが、12日は、いちばん暑い時で20度、4時頃になると19度ぐらいまで下がった。急にやってきた秋だの一日、母は朝から晩まで「寒い!」と言っていた。


 今年の三月下旬、気温が15度から20度に上がった日があったが、その日、母は一日中「暑い!」と言っていた。うちの母は、今、気温が何度かということは関係なく、急に上がった後の20度は「暑い」、急に下がった後の20度は「寒い」と感じるようだ。


 同じ温度でも、体の感じる暑さや寒さは相対的なものだということだが、母はその点、理屈抜きで正直なのだ。ただ、問題なのは「暑い」と「寒い」の間に「涼しい」と「あたたかい」がないことだ。


 昨日は一日雨だったが、少しは歩いたほうがいいと説得し、傘を差して散歩に出た。あちこちで濡れた葉っぱを写真に撮った。近頃、葉っぱを鑑賞するのもけっこう面白いと思うようになった。雨に濡れた葉っぱもいい。


セイタカアワダチソウ


 繁殖力の強いセイタカアワダチソウ、近所を歩いていて、ところどころで数本見かけるが、いっぱいに咲いているのはあまり見かけない。

 川沿いの道を少し遠くまで歩いて行き、探したら、川辺の土手で、あたり一面黄色くなっているのを見つけた。

 空は青空、夏日が続いているが、天気予報によれば、十月中旬あたりから、少し涼しくなるらしい。秋が深まるのはこれからだ。


サザンカ


 遠目に赤い花が見えた。そのあたりにはサザンカとヤブツバキがあったはずだが、どっちだろうと思いながら、とりあえず望遠で撮影した。
 もっと近づいてから撮影してもよかったが、散歩中で、ちょっと足が疲れていたのもあって、そのまま帰ってきた。
 帰ってから、図鑑など調べて見たら、葉の形、花の様子、時期から考えると、どうやらサザンカだ。もう咲き始めたのかとちょっと驚いた。
 だが、考えてみれば、もう十月、咲いてもいいころだ。花を見て、時の過ぎる早さを感じた。


料理の記録10/10-おでん


 業務スーパーで、おでんに入れる「練り物」が安かった。がんも、野菜天、さつま揚げ、角天、うずら天など、それぞれ、少量ずつ入って50円から70円ぐらいだった。全部入れると、量が多いので、2回に分けた。
 ゆで卵、大根、ちくわ、厚揚げは近くのスーパーで買って、冷蔵庫の入れてあったものだが、それにしても、ずいぶん種類の多いおでんになった。
 まだ暑い日が続いているのに、今週はおでんだけでなく、大根や豆腐が主な豆乳鍋と、うどんの素で作った鍋焼きうどんだとか、おでんも含めると、7日のうち4日が鍋料理になった。
 その他に作ったのはだし巻卵、卵とほうれん草の塩胡椒炒め、「これ!うま!つゆ!」だけを使った鶏肉と大根の料理、きんぴらゴボウ、ニンジンのチヂミ風お焼き。先週とあまり変化がない。


青空に紅葉

 イチョウの葉が次第に黄色くなってきた。モミジバフウの葉も赤くなってきた。桜の木はどんどん葉を落として、裸になりつつある。すでに、歩道は枯れ葉で赤や黄や茶色に染められている。


 それでも、まだまだ暑い日が続いている。半袖も、扇風機もまだしまっていない。昼間は半袖、夕食時は扇風機が必要だ。10月も下旬を過ぎようというのに、夏日か真夏日の日が続いている。


 暑さも大変だが、スーパーへ行けば、いろいろなものの値段が高くて驚く。かつて、100円前後で、物価の優等生と言われた卵が、いつの間にか200円になっている。野菜も高いが、魚もかつての2倍だ。


 収入が減る一方なのに、いろいろなものが値上がりし、生活は大変だ。それでも、季節は停滞しているかといえば、ますます異常さを増している。夏が長く、過ごしやすい秋が短くなっている。


 もしかしたら、夏日のモミジとか、雪の積もるソメイヨシノなんかが見られるかもしれない。世界が狂い初めている。市民は困窮し始めている。そんな今、大国のリーダーは軍事力強化に勤しんでいる。