いつも歩いている近所の街路樹に黄色い花が咲いているのを見付けた。グーグルレンズで調べ、帰ってからは図鑑で確認した。「ユリノキ」だということだ。
　図鑑によれば、モクレン科の木で、高さは２０～３０メートル。初夏に、四角形の緑黄色の花を咲かせるという。
　毎年、何度もこの街路樹の下を通っているのに、今まで気付かなかった。遠出せずとも、近所を散歩するだけで、新しく増える植物の知識は多い。いろいろな花を見て、こういう名前なのかと思ったり、忘れては思い出すことも多い。
　こんな発見ができるのも平和だからだ。素直に平和を喜びたい。東欧はまだ大変な状態だ。また、民主主義国家と独裁国家の対立が強まり、東西冷戦が再び始まりそうだ。世界の平和を祈りたい。

お寺に行ったら、境内に薊の花を咲いていた。
好きな花だけど、頻繁に見ることのない花だ。
美しい花姿に目を奪われた。
アヤメの花の咲くすぐそばで、
強烈な自己主張をしているような花。

＜ミート焼きそば＞スパゲティで使うミートソースを使って焼きそばを作った。

　急に熱くなってきた。真夏日が続いている。料理もさっぱりしたものが食べたくなり、このところ、昼はそばを食べることが多くなった。普通はざる蕎麦だが、そこに納豆を載せたり、ミートソースをかけたり、カレーをかけたり、いろいろ工夫している。
　料理は楽しい。前の日から、明日は何を作ろうかと考えることもある。今、冷蔵庫の中にあるもので作れるものはどれだけあるかと考えたら、カレー料理、肉団子や筍の料理、それに、麻婆茄子、麻婆豆腐、天ぷら、ミートソースの料理等などだ。
　料理に対する自信も少し出て来た。外で食べなくても、我が家で作るだけで十分美味しい料理が作れるというのはうれしいことだ。２０２０年３月から、外で食事をした覚えがない。散歩中、マックでコーヒーを飲んだことはあるが、外食はする気になれない。

＜ミートライス＞上と同じでミートソースをカレー風にしてご飯に載せた。

＜カレーそば＞ざるそばを茹でて、麺つゆ少々とカレーをかけた。

＜鰤照り焼き＞

＜茄子の天ぷら＞

＜麻婆茄子丼＞

＜ウインナーとちくわのガーリック炒め＞

＜納豆茶そば＞

＜しらすおろし＞

＜トマト卵炒め＞

　先日、散歩していて、草や花を撮っていたら、カメラの中に入り込んできたスズメ。動きが早く、めったに撮れないので、急いでシャッターを何度も押した。よく見ると、やはり、小さくて可愛い。

　『枕草子』に「うつくしきもの」というのがある。うつくしいものの例として、スズメの子が跳ねて来る様子が挙げられている。千年前の「うつくしいもの」は、今のかわいらしいものに相当するようだ。

　そう、このスズメの姿こそ「美しい」のだ。言葉の意味も価値観も、時代ごとに変化する。かつて尊ばれたものは誰も振り向かない。その逆もある。かつてバカにされたものを今誰もが褒めちぎる。

ヒヨドリだろうか、盛んに鳴き交わしていた。
答える鳴き声も谷を越える。
今は鳥にとっても愛する異性を恋い焦がれる時なのだろうか。
人間にとっても、同じこと、遠くにいる家族や友人と会いたい。
そんな気持ちが思い起こされる。
コロナ禍で何年も会っていない家族や友人がいる。
そろそろ人恋しくなる時期だ。
外部との接触がなく、数ヶ月暮らしている孤独な人もいる。
ウクライナでは地下で２ヶ月以上生活した人たちがいる。
今、世界は孤独で満ちている。
だが、これは人間の本来の姿ではない。
まもなく、人間のグローバルな交流が始まるに違いない。
人もヒヨドリの囀りと同じく、恋を語らう時が来るだろう、