日々是好日

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

朝三暮四!

中国宋の時代、狙公という男が飼っているサルに栃の実を与えるのに、朝に三つ、暮れに四つやると言うと、サルが少ないと怒ったため、言い換えて、朝に四つ、暮れに三つ遣ると言うと、サルたちはずいぶん喜んだという(荘子)。


実際は同じであるのに、目先にとらわれて気づかないこと。またうまく騙されることを言う。


ところで、自民党は原発を推進しようとしている。さらには、安保法案などで、自衛隊の働き方を前進させようとした。また憲法を変えて、自衛隊をはっきりと位置付けるという。それに味方する日本の心という党は、敵基地攻撃能力のある国家を作ろうという。自民党の願いは結党以来、アメリカ軍に押し付けられた日本国憲法を変えて、日本独自の憲法を作りたいのだと思う。


アメリカの属国から脱却しようとしてるのではないかと思う。この心、わからないわけではないが、戦争を経験した人たち、戦争で家族が犠牲になった人たちはどうしても異論を唱えたくなるのは間違いない。


そんな時、消費税による税収の使い方に目を向け、これを教育・福祉に当てるという自民党の公約を聞いて、これ、もしかしたら、「朝三暮四」に似ていないかと思った。多くの国民は大喜びして、自民党に賛成するだろう。その後で、国防軍などを作って、そのうち、戦争を始めるのではないか。順番を入れ替えて、まず国民を喜ばせて、「教育・福祉の充実」を訴えているのは「朝三暮四」の栃の実を朝4つあげるというのに等しいような気がしてならない。

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