24日のニュース
午後2時過ぎ、東京で仕事をしている最中にスマホが鳴った。仕事中だったので、休憩時間に見たら、イタリアで大きな地震があって、町が半壊したという。しばらくすると、またスマホが鳴った。今度はわたしの住所地である川崎市で激しい雨が降るという。
本当に今日もいろいろなニュースがあった。中でもいちばん驚いたのは天気に関するニュースだ。以前、台風9号が日本に近づいていたころ、関東地方近海で発生し、その後、九州南沖に移動していた台風10号が関東地方にUターンしてきそうだという。それから、7月中頃まで豪雨が続いた九州や西日本で梅雨明け以降、1か月間ずっと雨が降っておらず、干ばつに近い状態だという。東日本は反対に異常なほどに雨が降り続けているという。この極端な天気はやはり現代社会の異常気象と言える。
その次に驚いたのはイタリアの地震。今後、死者数が膨れ上がるのだろうと思うと、悲しいものがある。イタリアといえば、ベスビオ火山の爆発でポンペイの町が消滅したという歴史もある。天変地異が一つの町を滅ぼす可能性がある。2011年3月、地震と津波が東北地方の大きな町を飲み込み、壊滅させたのと同様だ。その時、原発事故で福島のいくつもの村落が住めなくなったが、これは天災と人災のミックスした歴史的大事件だ。
人災となると、もう一つのニュース!北朝鮮が潜水艦からミサイルを発射して日本の防空識別圏に落下させたという。飛行距離は500キロだという。もしも、北朝鮮の潜水艦が日本海沿岸に近づき、あるいは韓国沿岸に近づき、ミサイルを発射したとすれば、どんなことになるのか、恐ろしい話だ。アメリカにとっても同様に恐怖だろう。
天変地異による災害と人々は懸命に戦っている。そこへ、人災が加わるのは許しがたい。北朝鮮の核開発とミサイルによる恐怖、それにイスラム国のテロは本当に恐ろしい。オリンピックが終わった今、恐ろしいことが発生するのかもしれない。そう思っていたら、トルコ軍がシリア軍と共同でイスラム国を打倒しようとしているという。これでテロがますますエスカレートする可能性もある。
最後にもう一つ驚いた今日のニュース。運転中ポケモンGOに夢中になり、人をはねて死なせてしまったというニュースだ。これもある種の人災だ。ゲームを作った人たちは画期的なものを作ったと思っているかもしれないが、これは、仕事や学問、あるいは何かのために励んでいる人たちの時間を奪ういわゆる「時間泥棒」のようなゲームだ。虚しさしか残らないゲーム。やっている人たちは最高に幸せだと思っているかもしれないが、後で後悔するのは間違いない。交通事故を起こした人は最高に後悔するだろう。
若いころゲームにはまり、時間と金をずいぶん無駄にしてしまった私自身がいまも後悔している。忘れたころにやってくる天災は防ぐことが難しいが、人災は防ぐことができるはずだ。人が災害の源を作ることはやめてほしいし、それを防ぐ手立てをみんなで考える必要がある。