日々是好日

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

東京オリンピック!

 1964年10月10日、アジアで初めてのオリンピックが東京で開かれた。この年、
オリンピック開催に向けて、1兆800億円という巨費が投入され、東海道新幹線が10月1日営業開始、高速道路、東京の地下鉄などが完成した。もしも、このオリンピックがなかったら、日本の経済発展もなかっただろう。日本現代史で欠かせない出来事だ。


 また、日本人のスポーツ観もこのころから変わってきた。オリンピック以前、心身を鍛えるものとして、剣道や柔道などの武道があったが、それ以外のスポーツと言えば、メジャーなものと言えば、野球という時代だった。サッカーや、バレーボール、陸上競技などが盛んになったのはやはり、オリンピックがきっかけだったように思う。


 これ以後、スポーツを見る側は多様なスポーツを楽しむようになっていった。もちろん、やる側も多様なスポーツに関わるようになっていった。ただし、やる側にはまだ楽しむ余裕などなかったように思う。マラソンの円谷幸吉選手は、国を背負って、苦しみながら走っていたように感じる。国や団体の名誉を背負い、根性で苦難を乗り越えるというのが主流で、どこか苦痛が伴うものだったように思う。


 あれから、53年、スポーツは変わってきた。1968年のメキシコオリンピックで、日本サッカーが銅メダルとフェアプレー賞を獲得した後、中高で次々にサッカー部ができた。サッカーだけではない。さまざまな競技で、活躍する選手の姿を見て、自分もいつかはと思って始める人が増えた。いつからか、自分のために頑張るという人も増えた。


 日本経済はこの半世紀の間に著しく発展したが、1990年代のバブル崩壊を境に低迷し始めた。21世紀にはいって、経済的なものである金や物から、精神的な部分の充実を求める人たちが増えたように感じる。経済発展社会の中で働きすぎた時代、金や物に執着した時代が終わり、生き方を重要視する時代が来たと思う。


 先日、横浜公園に行ったら、キャッチボールをしている人もいたが、サッカー、バドミントン、バレーボールなどいろいろなスポーツをしている。本当に多様化したものだと思う。同時に、代表選手にしても、一般のスポーツマンにしても、余裕をもって、笑顔で楽しみながらスポーツをする人が増えたように思う。いいことだ。

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