日々是好日

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

161円!

 昨晩のことだ。帰りの満員電車に乗った時、いつものように、この人は降りそうだなという人の前に立った。二人の外国人男女だった。都内で降りるだろうと踏んだのだ。
 案の定、表参道で降りた。リュックを網棚から下し、座ろうとしたら、シートの端のほうに小銭が数枚ある。百円玉、五十円玉、十円玉、一円玉。記憶によると、161円。
 あっと思ったが、もう、ドアは閉まろうとしていた。しかたない。そのまま何もしないで無視して座った。
 それから、電車は都心を抜けて、多摩川を渡り、神奈川県に入る。そして、自分の最寄り駅へ。降りようとした時、161円が気になった。何も考えずにそのまま降りた。後ろから声がかかることはなかった。
 そう、あのお金はどうなったのだろうか。おそらく終着駅で駅員が見つけて、拾得物になるまでのことだろう。ただ、今も気になってしかたないのは、人が降りた後の座席にお金を発見した場合、どうすればいいのだろうかということだ。

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