オリンピック
わたしの仕事は日本語の時間講師。8月4日から21日まで夏休みで仕事がない。偶然だが、リオオリンピックも同じ期間にある。なんという巡り合わせだろう。この結果、このところ、毎日のように深夜、オリンピックの実況中継を見て、夜が明けるころに寝ている。
わたしがリオオリンピックに最も期待していたのはサッカーだった。だが、予選で負けてしまい、がっかりしている。次に期待していたのがテニス、錦織圭選手が決勝でジョコビッチ選手と戦う姿を想像していた。
それが、さっき終わってしまった。準決勝で世界ランク2位のアンディ・マレー選手に負けてっしまった。これでオリンピックは終わったと思った。
だが、待てよ、期待できるのはまだ残っている。そうだ!バドミントンに女子レスリングだ。それ以外にも陸上やバレーボール、バスケットボールなどのいろいろな種目で日本人選手が活躍している。ただ、陸上とバレーボールは身体能力の高い選手が勝つのだから、日本には初めから期待できない。
おそらく陸上100メートルの決勝は黒人ばかりになるだろう。そこに、もしかしたら、ケンブリッジ選手が立つかもしれない。その他の日本人選手は、異次元の世界に入り込んだようなものだろう。日本で一位でも世界では最下位というような世界だ。
バスケットボールも近いものがある。日本には渡嘉敷選手がいる。あんな長身の選手は日本では珍しい。だが、世界はもっと高い。小柄な日本人が戦っても、まるで大人の世界のスポーツに子供が参加しているようなものだ。
それでもすべてのスポーツを応援したいと思う。とにかく小柄な日本人選手が大柄な外国人選手に対抗する姿こそ美しいと思っている。