躁鬱病!
人を憎んだり、羨んだりしたことも数知れずある。
嘆き悲しんだり、有頂天になったことも数知れずある。
愛し、別れを惜しんだことも数知れずある。
そう言えば、喜びに泣いたこともいくつかある。
人の心は波打っている。
若い時、躁鬱病に悩んでいた。
感情のよい時と悪い時の波が大きく揺れて、
これでは何もできないと苦しんだ。
まずは、鬱状態をコントロールするために、
躁状態を可能な限り抑制した。
そうして次第に躁と鬱の揺れ幅を小さくした。
それしか、生きようがなかった。
いつだって鬱になりかねない心がある。
いつだって躁になりかねない心もある。
そんな心をいとおしく思いながら生きている。
良くも悪くもこれが己の人生だと思っている。