深夜に「ためしてガッテン」の再放送をしていた。
キュウリの９６％は水分だという話をしていた。
キュウリを齧るだけで、水分補給になるのだそうだ。

キュウリのすごさを知ることができて、おもしろいと思った。
さらに、水分が多いことから、天ぷらにするとおいしいということも紹介していた。
中の水分が閉じ込められて、ジューシーになるのだそうだ。

うちの母はキュウリが大好きだ。
ぼくはこれまでキュウリがあまり好きではなかったが、早速やってみたいと思い、
母に話したら、「そんなのおいしくない！」と決めつける。

何なんだろう！
大好きなキュウリのおいしい料理法があると聞いても、聞く耳持たぬ母！
いったい何なんだろうと不思議で仕方がない。

「日本人の三割しか知らないこと」と言う番組で、
これは生活の知恵になるなと思って、母に話しても、同様に聞く耳持たぬ母。
いったい何なんだろうかと不思議でならない。

母は自然の景色とかには興味を示す。
だが、それ以外にはほとんど知識欲も好奇心もない。
老いるというのはこういうことだろうか！

考えてみれば、自分の小さいころ、何に対しても好奇心があった。
それが、今、次第にその対象が狭められているような気がする。
老いるということはそういうことなのかもしれない。

反対に考えてみると、精神的な若さを保つ秘訣がわかる。
できるだけ広い範囲のものに好奇心と持つことだと言えそうだ。
これは、周りの年配者を見て、本当に実感することだ。