自然のままに!
水曜日から金曜日まで、仕事を休んで、病院通いを続けました。病名もわかりました。この三日間、解熱剤も時々飲みながら、治療薬も飲んできて、熱は39.5度、38.5度、37.5度と徐々に下がり、ついに今日は平熱に戻りました。頭痛も一昨日はひっきりなしの状態だったが、次第に間隔が広がり、今日は1時間に一度くらいの頻度になりました。残り3日で、完治は無理でも、何とか仕事できるまで回復できそうです。心配してくださった方々に感謝します!
病院はバスで30分ぐらいで行ける総合病院なのですが、行って驚いたことは、診察開始前に、病院内はものすごく賑わっていたことです。また、診察を受ける前に採血をするのですが、採血室の前でおよそ40分以上待たされたことです。その間、ずっといろいろな人が採血室に入っては出て行く。見ていると、ほとんどがお年寄りで、腰が曲がっている人や、足を引きずる人や、若くてもひどく陰鬱な顔をしている人などです。
実はおととい水曜日に病院へ行った際のぼく自身、足を引きずり、暗い顔をしていたようです。看護師さんたちに何度も「大丈夫ですか?」と声を掛けられました。最後は車いすを用意していただき、エスコートする人もつけられました。実にここは人生の戦場のような感じだと思いました。いつかこういうところで車いすに乗るとは思っていたものの、それが今週の体験です。
人生は様々な苦に満たされています。生老病死、生まれ生きること、年を取ること、病気になること、そして死ぬことの苦しみ。最近も芸能人の誰々が癌になったとか、亡くなったとかいうニュースを聞き、人生は戦場みたいだと思った。だが、人生とはもともとそんなもの。花が枯れるように、物が朽ちていくようなもの。ただ、枯れる花も美しく咲いている間、人の心を慰めてくれます。枯れるのも自然です。人も、いくら苦しくとも、枯れても、前を向いて自然のままに生きていきたいと願う気持ちが強くなりました。