鳥たち
水辺の鳥、木々に止まる鳥たちを見ながら思う。
ぼくらはコロナのせいで、引きこもっている。
彼らの自由さが羨ましい。
だが、そう思うと同時に、
金子みすゞの詩を思い出した。
私が両手を広げても
お空はちっとも飛べないが
飛べる小鳥は私のやうに
地面を速くは走れない、
私が体を揺すっても
綺麗な音は出ないけど
あの鳴る鈴は私のやうに
たくさんな唄は知らないよ
鈴と小鳥と、それから私
みんなちがって、みんないい
要するに自分らしく生きればいいということだ。
誰かを羨んだり、まねしたりする必要はないということだ。
例えば、過去の偉人、自分の親、すべて含めて、真似をする必要はない。
自分の生き方というものがあるはずだ。それだけで十分だ。