いつどこで何が起こるかわからない!
熊本地震から一年が過ぎた昨日、深夜、神奈川県の我が家が揺れた。震度1だったが、一瞬、6年前の東日本大震災を思い出した。
6年前の3月11日は仕事が休みで家にいたが、母がおびえた。ぼくはテレビを、母は食器棚を押さえた。本棚の本は飛び出した。思いのほか長く揺れた。東北地方では津波が押し寄せ、大被害となった。あの時ほど、世の中、何が起こるかわからないのだと思うと同時に自然の驚異を強く感じたことはなかった。
「天災は忘れたころにやって来る」
たまたま、ぼくの家が東北地方でも熊本でもなかっただけだ。その地に住む人たちはたまたまその地に住んでいただけだ。天災はいつどこで発生するかわからない。誰もが慌てず対処しなければならないと思う。昨日、「熊本地震から1年」というニュースなどを見ながら、その気持ちを新たにした。
天災だけじゃない。福島原発の事故は人災だ。それにシリア戦争も、日常的にニュースで流れる殺人事件もそうだ。災難は突如襲って来るもの、誰も予期できないものだ。天災も人災も、いつどこで起こるかわからない。これは一瞬たりとも忘れてはいけないことだと思う。その気持ちで、生きている今を充実させたい。そして、熊本の復興と人々の心の快復を祈りたい。