秋色
このところ、台風のせいもあって、さらに散歩する回数が減っている。三日に一回くらいになっているのだが、出る度に、ぼくは木々を眺めている。桜やサルスベリの木、それに、花水木だが、それらの葉っぱの色を見ていると、少しずつ、赤くなっている。これが秋なのだろう。
台風が去った後、気温は一気に下がった。「暑さ寒さも彼岸まで」というが、まさに彼岸前後で残暑は終わるのだろうか。実際、昨日の気温は20~25度ぐらいだった。涼しいと言ってもいいだろう。だが、この気温は春だったらが、暖かいといえる気温だ。だが、体感温度で過ごしている母は「寒い!寒い!」と言って、長袖を着ていた。
ところで、気温より、間違いなく寒いのは懐だ。昨日スーパーに行ったら、一丁58円だった豆腐がなくなっていた。また、170円ぐらいだった「さつま揚げ」が230円ぐらいになっていた。収入は少し減っているので、これは総体的に寒い懐となるのだろう。
百日紅はまだ咲いていた。真っ赤な色が寒空に映えている。世界はあちこちで地獄絵を見せている。ウクライナ、ミャンマー、チベット、ウイグル、シリア、アフリカ、世界がどうなるのか、他人事ではないと思っている。世界を明るくする何かが欲しい。




