散歩
久しぶりに、母とふたりで、少し遠くまで散歩してきた。
かつては、4キロ先の駅まで歩くこともあったが、最近は、母の足腰も弱ってきて、1キロ圏内の同じルートを散歩するということを繰り返していた。それが、昨日は、2時間近く、およそ4キロほど歩いた。
ぼくが母と出かけるのは、母の健康のためもあるが、ぼく自身が季節の花を見て楽しむためでもある。春の桜、夏のヒマワリ、秋のヒガンバナなど見るたびに心が喜ぶように感じる。
昨日の結果はどうかと言えば、彼岸花は見られなかった。だが、日ごろ見かけない花を見ることが出来たのはうれしいことだ。
母が歩けたこともうれしい。「もう歩けない」とか、「疲れた」とか、「こんなに歩いたのは初めて」だとかいうのを笑いながら聞いた。
母は、こんなに歩いたのは久しぶりだという。本当にそうだ。ただ、10年前にはふたりで10キロ歩いたことを思い起こせば、母の老化をただ感じるばかりだ。
〈バラ〉
〈ノーゼンカズラ〉
〈ニラ〉
〈エノコログサ〉