混沌!
元首相が暗殺された。あの首相は大嫌いだった。何しろ大企業優先、庶民無視の自民党の党首、軍備拡張などを推し進める人だ。貧しい庶民など無視しているように思えた。
大嫌いな奴だったが、死んだら仏だ。いいところもあったと言いたい。だが、大きなマイナスがあった。
「ウラジミール(プーチン)、君とぼくは同じ未来を見ている」と発言した時は、ばか野郎と思った。
彼の行いは専制主義大国に歩み寄ると同時に、民主主義大国に媚びを売り、その他の弱い国家に手を差し伸べる、21世紀の日本にできる最大限のことだったのかも知れない。
だが、国内で見れば、森かけ問題、桜を見る会など怪しいことばかり。それに、無理矢理、金融緩和を推し進め、庶民の生活を苦しくしたこと。そして、物価上昇、円安を招く基盤を作った。岸田政権がどうあがいても、今の円安、物価上昇はどうしようもない。すべて安倍政権の蒔いた種だ。
そんなことを考えながら、思う。生きているうちは憎まれても、死ねばみんな仏だ。彼のやってきたいいところをすこしでも見てみたい気がする。なにはともあれ、時代は大きく変わるような予感がする。