熱中症は恐ろしい、それに戻り梅雨、さらに、コロナ第七波が来ているようだと聞けば、ますます出かけようという気がしない。このところ、ほとんど外出していない。出かけてもすぐ近くだけだ。

　行かなければならないと思う遠い所もある。また会うべきだと思う人もいる。ぜひ行きたいと思うところもある。だが、全部、躊躇するばかりだ。そうして、近所を散歩するだけで、日々が過ぎていく。

　毎日のようにテレビドラマを見て夕方まで過ごしている。ほとんど、母といっしょに何回も見たドラマを見ている。ただ、認知症の母には初めて見るドラマだ。一日がそんなドラマといっしょにデジャビュのように過ぎて行く。

　台風が温帯低気圧に変わったとはいえ、昨日は不気味な空が広がっていた。いい天気でもなく、最悪の天気でもなく、ただ、不気味としか言いようのない空だ。世界に何か大変な問題でも起こっているような予感がする空だ。