ヒヨドリだろうか、盛んに鳴き交わしていた。
答える鳴き声も谷を越える。
今は鳥にとっても愛する異性を恋い焦がれる時なのだろうか。
人間にとっても、同じこと、遠くにいる家族や友人と会いたい。
そんな気持ちが思い起こされる。
コロナ禍で何年も会っていない家族や友人がいる。
そろそろ人恋しくなる時期だ。
外部との接触がなく、数ヶ月暮らしている孤独な人もいる。
ウクライナでは地下で２ヶ月以上生活した人たちがいる。
今、世界は孤独で満ちている。
だが、これは人間の本来の姿ではない。
まもなく、人間のグローバルな交流が始まるに違いない。
人もヒヨドリの囀りと同じく、恋を語らう時が来るだろう、