日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

驚神社


 毎年のことだが、ふだん訪れている神社には、1月15日までの間に、できるだけ、詣でることにしている。先週5日に訪れたのは、「驚神社(おどろきじんじゃ)」というちょっと驚かされる名前の神社だ。


 ここは、数年前に、テレビの散歩番組で紹介されていたのを見て、初めて知った神社だ。早渕川沿いにあって、かつては、この地の石川村の鎮守だったという。創立は奈良時代とも言われていて、由緒ある神社だ。


 「驚神社」という名前は、昔、牧場があって、名馬がよく出たということから、「馬を敬う」という意味でつけられたと言われている。御祭神は「素戔嗚尊」。毎年1月に一度、それから、年に二、三回は、早渕川沿いの道を散歩しながら、お参りに行っている。


創立年代詳かならざるも、往古より延喜式所載の武蔵國石川牧の総鎮守なりしと云ふ。其の当時、石川牧の地域は頗る広汎にして旧都筑郡内は旧山内村石川・同荏田・旧中川村大棚・同茅ヶ崎・同中里村黒須田・同大場・同鉄・同麻生・同鴨志田・同早野・同王禅寺、橘樹郡内は旧向丘村菅生・宮前村土橋・同有馬・同馬絹・同野川・同梶ヶ谷等の大字に亘れるものの如し。依って昭和14年、横浜市に合併当時まで、此の石川に秣場と称する馬料共有地五十餘町歩を遺せる。又、社前は旧鎌倉街道に当たり源頼朝の臣畠山重忠篤く崇敬せりと云へり。明治6年12月、村社に列し、昭和10年5月27日拝殿を再築し、全く社殿の面目を一新し、昭和12年10月6日、神饌幣帛料供進社に列す。昭和57年拝殿屋根を銅板葺に改修。当神社の名称は、右の如く馬を大切にする意から、馬を敬う即ち「驚」がついたものと伝ふ。

 平成16年「平成の大改修整備事業」により現在の驚神社の装いになる。



×

非ログインユーザーとして返信する