白黒世界
1月6日はちょっと驚くような銀世界になった。
天気予報は雪の可能性について言っていたが、ぼくは「降らないだろう」とか「積もらないだろう」とか周囲の人に言っていた。
実を言うと、ぼくには、まるで都市伝説のようなことがある。「傘を持って出たら、雨に降られない。持たないで出たら降られる」というものだ。
天気予報で、雨が降ると言っていても、傘を持って出たら、バスや電車に乗っている間だけ降って、乗り物を降りたら、止むので、傘の出番がない。その反対に、傘を持たないで出たら、乗り物を降りて歩いている間だけ降る。
そうして、傘を持たないで出たとき、よく雨に降られるので、安い傘をいくつも買うことになる。結果、我が家の玄関には傘が十数本立て掛けてある。
1月6日、傘は鞄の中にあると思い込んで、「降らない」「積もらない」と予想していた。ところが、職場で鞄の中を見たら、傘がない。その結果、降られてしまった。そして、玄関に立てかける傘がさらに増えることになった。