短い秋
近所を歩いていると、あちこちで見かける赤い実、秋はますます深まっている。季節の暦を見れば、23日は霜降、来月七日は立冬、秋は残り2週間あまりだ。ほんの数日前まで夏日だったというのが嘘のようで、秋が短くなったような気がする。
ロクさんのブログに「春夏冬」の指摘があり、四季の中から秋が消えたようだとあった。これは面白いと思った。これは「春夏冬二升五合」で、「秋がない」から、「あきない(商)」、「升が二つ」で「ますます」、「五合(半升)」で「繁盛」となる。
結果、「商いますます繁盛」ということになるのだが、そういうおもしろい言葉の言い回しもいいが、本当に秋がなくなってしまうとしたら、大変だ。植物の世界では、確かに秋が来て、赤い実がなっているが、四季の秋はなくなりそうだ。
世界はどうなるのだろうか。資本主義の末期的症状、国家主義や独裁主義の台頭といった雰囲気もあるが、民主主義は決して失ってはならないものだ。総選挙が今月末に行われる。さて、民意はどこへ向かうのだろうか、いろいろ考えさせられる季節だ。