金木犀と温暖化
昨日はノーベル賞を受賞した真鍋淑郎氏のニュースを何度も見た。五十年以上前に、科学的に温暖化を予想していたということに驚かされた。考えてみれば、最近、ほとんど雪が見られなくなったことなどからも、やはり、温暖化は進んでいるように思う。
四季の変化もおかしい。秋も半ば過ぎたというのに、真夏日のような日が続いている。秋らしい季節はいつ来るのだろうか。10月は過ごしやすい季節のはずだが、こんなに暑いと昼間は出かける気がしない。夕方、涼しくなってから買い物を兼ねて散歩に出た。
ところで、家から少し歩いたところに、金木犀の木があって、ずいぶん前に咲いているのを見たが、散ってしまって、しばらくの間、咲いているのを見ていなかった。それが、昨日見たら、また咲いていた。
金木犀は匂いが強いという話を聞いたことがある。今年の夏、初めてこれがそうなんだと認識した金木犀だが、いつもマスクをしていて、その匂いにはまったく気づかなかった。それで、昨日はマスクを外して、鼻を近づけてみたら、確かに強い匂いだ。
ぽくが、このオレンジ色の花の名前と匂いを知ったのは今年だ。今ごろとも思うが、気づくのに遅すぎることはないだろう。コロナと温暖化はそうではない。コロナは、もっと早く気づけばよかったと思うし、温暖化はもう遅すぎるかもしれない。