3月20日!
春分の日の今日、春らしい天気になった。ソメイヨシノもピンク色の蕾を次第に膨らませてきている。すでに花見の宴を開いた人もいると聞く。また、靖国神社のソメイヨシノも3輪ほど開いているという。5輪開いていないので開花とは言えないそうだ。
ところで、3月20日といえば、22年前の地下鉄サリン事件を思い出す。13人が死亡、6000人以上がサリン中毒となった。サリンを作った人たちは若い人たちだ。しかも優秀な成績で大学に入った人たちだった。彼らは最高学府で学問を身に着け、さて、どう生きるかという時、殺人集団の宗教に心酔してしまったのだ。彼らは選択を誤ったのだが、そこに感じるのは、宗教の恐ろしさだ。
宗教は本来平和のためにあるはずだ。仏教にしてもキリスト教にしても、学ぶ価値がある、また、その他の宗教でも人々の心を救うものであるはずだ。わたしはいろいろな宗教の考え方を学んでみたいと思っている。しかし心酔したりすることはない。
だが、宗教の中には生活の自由を奪ったり、寄付金や勧誘を強制したり、抜け出すのを阻害したりするものがある。もちろん当人たちは強制されているとは思っていない。また、人殺しを平気でするようになれば、これは邪教集団となる。それなのに、邪教集団に心酔する人たちがいる。宗教は平和と真逆の方向へ向かう危険性がある。