芙蓉
お盆に入ってから、一歩も家を出ていないが、その間、夕飯時、母は歩いていないから、食欲がないと毎日言う。「じゃ、出かけよう!」と言うと、「雨が降っているから、出かけたくない!」と答える。
そんな調子で、とうとう4日間引きこもり生活を続けてきたが、17日は、朝から降り続けた雨が夕方、止んだので、たまったゴミを捨てに家を出たついでに、「疲れたら帰る」という前提で、とにかく散歩を始めた。
途中、いくつか咲いている花を見付けたが、特に目を引いたのは芙蓉の花だ。大きな葉っぱに囲まれて、雨に濡れたピンク色の花が閉じている。この姿もなかなかいいが、今度はもっと早い時間に出て、開いている所を見たいものだと思った。
結局、3千歩を超えたあたりで、どうするか聞いたら、「帰ろう」というので、家の近所にあるドラッグストアに立ち寄り、買い物して帰った。家に着いて、ぼくの歩数計を見たら、5千歩を超えていた。これだけ歩けば、十分だろう。
母のスマホを見ると、8月の累積歩数は22,804歩になっていた。デルタ株が感染拡大しているのは心配だが、健康を考えると、できるだけ歩くことが大切だ。今は、感染を十分に警戒しながら、少しでも遠くまで歩かせたいと思っている。