夜明けの風景
長いコロナ禍の中、仕事も収入も減り、節約生活をしながら、何とか生きているというのが現状だ。昨年末には、節約のため、いったん酒を止めたが、最近になって、少し飲むようになった。ただ、できるだけ、飲まないように努めている。
なぜ、飲むかといえば、夜、気分よく寝るためだ。毎日、眠れない生活が続くと、身体が壊れそうなので、三日に一日ぐらいは飲んで寝るようにしている。飲まない日は、横になっても、朝まで眠れず、疲れ切って、眠ることが多い。
何しろ、しなければならない用事といっても、月に数回の仕事と、同じく、月に数回の母の通院の付き添いだけだ。それ以外は、昼近くに起きて、散歩に出る、または、テレビを見て、夕方、食事の準備をして、夜はまた、テレビ見て過ごしている。
そうした生活をしていて、近頃は、時々、夜が明けるころの景色を眺めては、写真に撮っている。濃紺から、茜色、朝の清々しい青色に変わっていく空、そんな中、昨日の朝は赤い雲と黒い雲とが不気味に漂っていた。
世界はコロナのせいで、仕事を失った貧困層がますます貧しくなっていく。その一方で、異常気象のせいか、日本では酷暑の後に、暴風雨だ。世界各地でも、大雨と洪水が発生している。この先、世界がどうなるかわからないが、とにかく、今は、質素に生きていくほかない。