日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

3月11日14時46分

6年前の3月11日、金曜日午後2時46分、あの東日本大震災が発生した。


ぼくはその日、神奈川県の自宅にいた。食器類が飛び出し、箪笥の上の置物が床に落ち、散乱した。年老いた母は泣いておびえていたのを思い出す。


震災の映像を見て、ここにいて、ただ想像するほかない、無念な思いを抱いた人が大勢いる事を思うと、本当にどうしようもない悲しみを感じる。


福島原発の爆発も忘れられない。当時の首相のうろたえぶりも思い出す。牛舎の牧場で自殺した人の話も思い出す。


また、韓国や中国で地震と原発の爆発を祝福する横断幕を掲げる人たちがいたことも思い出す。人の不幸を喜ぶ信じられない人たちに怒りも覚えた。人の不幸を喜ぶ人は人に非ずと思った。

ただ、世界中の人たちが日本に応援のメッセージを送ったことも忘れられない。多くの人たちの善意は涙が出そうなくらいに嬉しいと感じた。


いまだ行方不明の人は2千5百人余りという。死者と併せれば1万8千人を超える。経済的な損失は史上最大だともいう。


インフラの回復と心の傷の快復を祈りつつ、黙とうをささげる。

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