疫病退散
昨日、浄慶寺というお寺まで歩いて行ってきた。正式名称は麻生山浄慶寺というらしいが、アジサイ寺として有名だ。一昨年までは毎年のように行っていたのだが、昨年の今頃は、どこへもでかける気がせず、行かなかった。
今年こそはと思って、行ってみたのだが、残念なことに、アジサイは、まだ見頃でないのか、それとも、もう見頃を過ぎたのかわからないが、記憶にある満開ではなかった。それでも、以前と同じく、ユニークな石仏たちが迎えてくれた。
ふと、思い出すのは「遊びをせんとや生れけむ」という梁塵秘抄のことばだ。だれでも遊びたいもの、少しでも楽しみたいものだ。携帯電話をつかっている仏さん、こちらにカメラを向ける仏さん、腕相撲する仏さん、いろいろあっておもしろい。
その中に、アマビエの図柄と「疫病退散」と書かれた円盤のようなものを掲げている仏さんがいた。「疫病退散」こそ、今、最大の願いだろう。ぼくも賽銭を入れて、まず第一に「疫病退散」を祈り、それから、「世界平和」と「母の健康」を祈った。