白のイメージ
この季節、赤や黄や紫の春らしくて、明るい色の花が目立つが、白い花もけっこう多い。例えば、白いハナミズキ、白いトキワマンサク、白いツツジ、シロツメクサ、クサイチゴ、それに、すでに記事にしたユキヤナギ、スノーフレーク、オルラヤなどだ。
考えてみれば、ぼくは、目立つ色があまり好きじゃない。赤や紫や明るい青色の服は来たことがない。いつも、スーツは濃紺かグレーで、靴と帽子は黒だが、靴下とワイシャツは白だ。
控えめで落ち着いたイメージの濃紺や黒や灰色、それに、清潔、純粋といった、汚れのないイメージの白が好きだ。
白といえば、花以外でも、白い猫、白い鳥、白い画板、雪景色を連想する。天気のよい日に部屋の窓から見られる富士山の雪もいい。雪には雪ぐ(すすぐ)という読み方もあり、汚れを取り除いてくれるイメージだ。
白い色の花たちを見ながら、そんなことを思っている。