シャガ
四月の花、シャガを見つけた。それも数カ所で、群生していた。数日前には今にも咲きそうなシャガをいくつか見付けたのだが、それらが一気に開いていた。
シャガの花ことばは「私を認めて」だそうだ。「はいはい、確かに認めましたよ!」とつぶやきながら、ふと思いだすことばがある。
どうでもいい話かもしれないけれど、論語に「人知らずしてうらみず。また君子ならずや」ということばがある。「人に認められなくてもむっとしたりしない。それが君子なんだ」と心の中でつぶやく。
ところで、シャガは夏の季語。少し季節が早回りしているような気がする。桜の花にしても、数年前までは、4月中旬に、いろいろなところへ桜の花を見に出かけていたように思う。
三月末の今、桜の花はどうかというと、まだ咲いている種類もあるが、ソメイヨシノはすでに散って道路にピンクのカーペットを敷き始めている。